電車で子どもがぐずったら 専門家が教える親が取るべき行動

電車内でぐずる子どもとその対応について困った人、困らされた人、それぞれいることでしょう。しかし小さな子どもを電車に乗せることには、教育的効果もあるそうです。そうしたとき、親はどうすれば良いのでしょうか。教育学博士の弘田陽介先生に話を聞きました。

保護者にとっても大切な経験になる電車

 保護者の方には、子どものために右往左往して、あの手この手を使うことを好まない方もおられるかもしれません。しかし、子どもがある程度大きくなっても、なだめすかして、また叱って元気づける日々がまだまだ続きます。もちろん子どもに媚びるのと、上手なコミュニケーションは違います。子どもの連想を上手に沸き起こし、より楽しい時間を過ごせるようにする手練手管は必要なコミュニケーションの手段だと私は考えます。

 移動中騒がせないように、スマホやDSに子どもを預けてしまうのも、いかがなものかと思います。新幹線や飛行機など退屈になってしまう長距離移動は別ですが、電子機器に子育てを任せて、まったく会話がない親子というも味気ないものですし、その後のコミュニケーションを阻害してしまう要因になります。

 冒頭で、ダウンタウンの松本さんのツィートに絡めて、私も小学生の子どもが騒いでいたら親の責任と書きましたが、同氏のツイッター上のその後のやりとりでも見られるように、実際にはこのように単純ではありません。どうしても車中で落ち着いていられない発達上の問題を抱えるお子さんも増えてきています。このような事例では、保護者の方を責めるわけにはいきません。

 このように、今日の子どもの世界も、大人の世界同様に複雑化し、一方的に誰かを断罪することでは済まない状況になってきています。そこで求められるのは、大人の寛容さと保護者の知恵でしょう。もちろん昔のように見知らぬ人々と車中で会話し、社交する必要はありません。

 しかし、車中の方とも「袖触れ合うも多(他)生の縁」です。子どもを連れて電車に乗ることがお互いにとっての威嚇行為になるような社会から、お互いをよい意味で配慮しあうような社会へと変わっていくことに異論を唱える方はいないでしょう。そんなことを思って、この稿を書きました。

【了】

Writer:

大阪市出身。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(教育学博士)。現在、大阪総合保育大学大学院児童保育研究科専任講師。専門は子どもと保育のメディア論(アートや鉄道趣味など)、ドイツ教育思想(18世紀後半~、カント、啓蒙主義、神秘主義)、実践的身体教育論(整体、武術、プロレスなど)。著書として『近代の擬態/擬態の近代カントというテクスト・身体・人間』(東京大学出版会,2007)、『子どもはなぜでんしゃが好きなのか』(冬弓舎.2011)。日経Kids+や毎日放送「ちちんぷいぷい」、朝日放送「キャスト」などでは独自の鉄道文化論が紹介されている。

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コメント

18件のコメント

  1. 子育て中の親は疲れていて、あまり頭を使う対処法は拷問に近いです。

    カバンに前もってぬいぐるみや音の出ないお気に入りのおもちゃをしのばせ、ここ一番で出すとか、ぬりえ(海外の電車では配られて騒ぐ子供に効果あり)やシールブック、親とのしりとり などなど 具体的に劇的効果のある指導がほしいところでした

  2. 何言ってんだ。

    親の取るべき行動は、まず、ひっぱたくだろう。

    • 阿呆

  3. 車内にはいろんな人がいるので、親御さんは最低限度の対応として電車移動は時間に余裕を持って欲しいです。

    時間がなくて急いでいるときはタクシーや自家用車、時間貸しのレンタカーなど、公共の交通機関以外を使って欲しいです。

    深夜勤務後の電車でお子様が大声をあげながら車内を走り回っているのに遭遇すると、思わず汚い言葉で罵りたくなる衝動に駆られるので、そういうときは一度電車を降りてお子さんを諭して上げて下さい。

    • 時間的にも精神的にも経済的にも余裕がない限り、仰るような対処法は難しいですね。

      子供を育てるのって思っている以上に思い通りに行かないことが多いです。どんなに時間に余裕をもって行動を起こしても、少しのことでものすごく時間を無駄にすることもありますし。

      もちろん育てる親や育てられている側の子供の性質によるところもあるかとは思いますが。

      うちの子供は特に言うことを聞かないタイプでしたし、そんな子供を毎日相手して精神的にも余裕もなく、かといってお金を使ってストレスを発散する様な経済的余裕もなかったので、結果出掛けることは諦めるというところに落ち着きました。

      毎日が本当につまらなくて退屈で、自由に電車で出掛けられる人が羨ましいですが、子供を育てるのってそういう自由さを手放すってことですよね。

      他にも大変なこと多いですし。

      子供を産まないことを選択する人が増えるわけです。

  4. 車内にはいろんな人がいることを理解しできるだけ他者に寛容であって欲しいです。それが許容できないときはタクシーや自家用車、時間貸しのレンタカーなど、公共の交通機関以外欲しいです。

  5. ガキの高周波の叫び声、あれだけは耐えられない。ぶっ飛ばしたくなる(親を)。

    普通にぱたぱた走り回ってる分には別に構わない。だけど怪我してもしらんぞ。

    あと、指定座席とかで(ガキが)後ろから蹴りを入れるのもやめてくれ。ぶっ飛ばしたくなる(親を)。

  6. お菓子や見たことのないおもちゃは確かに効果ありそう。

    子供が騒ぎ、それを宥めもしない親を周囲に我慢させるなんて、寛容ではなく甘えです。

    公共交通を使う資格のないのはどっちだか明らか。

  7. 可能なら次の駅で降りる。

    新幹線ならデッキに移動する。

    外の景色を見せて気をそらせる。

    喉が渇いたり、お腹が空いていないか、

    眠たいのか、見極める。

    おやつや飲み物は必携!

    予防としては、

    携帯用の小さい絵本を見せたり、

    読み終わったら、手のひらを絵本に見立てて、勝手にお話を作りあったり。

    外の景色を見せて解説したり。

    最初にあと何駅で降りるか伝えたり。

    一度、0歳で飛行機に乗せた時は

    逃げ場がなくて困りましたが、

    親の不安を感じ取っていたのかなぁ…

    とも思います。

  8. 子供をもって初めてわかる事もあります。

    電車に乗ると幸せな人と不幸せな人がすぐにわかります。まさに知らなかった世界でした。

    子供といて、御礼を言われる事が多くあります。楽しかったありがとう。幸せな気持ちになれました。

    他人からこのように声をかけていただくと、大事に育てようと子育ての栄養になり、大事にされる子供は心が安定する。

  9. 子どもの泣き声、キーキー声が好きな人はいないのでは…せまい空間では我慢の限界がある……と、独身の時は内心思っていました。

    子どもを育てていま思うことは、親が万全の用意をしててもぐずるときはグズるということ。(特に0~3才) 

    泣きわめいてしまっては親は次の駅で降りることが最善と思います。

    その前に電車以外での移動を選択することも。

    ただ大半のパパママさんは、その日は電車しか選択肢がなかったこと、情けなくて周囲の方々に申し訳なくて、駅につくまで心の中で謝り続けてることも勝手ながらお察しいただければ幸いです。。

  10. 私自身、自分の子供を持つ前は本当に子供が苦手でした。今は子供達が全てで本当に授かりものを頂いた気持ちで感謝ですが、"子供だから許される"と言う理論は持っていません。

    嫌味とかそう言うのではなく、ただただこの専門家の提言なさっている事は親として当たり前に思いつく発想だと思いますし、思いつかなければいけないと思います。逆を言えば、親には子供に社会性を持たせる、礼儀作法をキッチリと教え込む、教育を受けさせる、そして癒してあげる事しか出来ません。

    うちは方親族欧州系なのですが、義母が私の赤子達に1歳の時からTPOを話していた事に最初はショックでしたが、何年か経ち、有り難く思っております。騒ぐ所で騒ぐ、座っていなければいけない処は我慢をする、大人の世界に境界線を引く。

    賛否両論だと思いますが、自分が手助けできるのは遅くとも18才まで、子供は1日ふぇ大人になってしまうと言う発想は如何でしょうか?

  11. 童貞

  12. 簡単な話。みんなが幼児の子供や孫や妹弟をもっていれば、

    許容しあえる。

    今の日本では『幼児がまわりに全くいない人』が多くいる。だから、思いやれない。けっこう高齢者がいじわるだったりするのは、海外からみると驚きだ。「孫がいない、近くにいない」そういうのが多いからだろう。

    そして、なによりも『家が狭すぎる、庭もない』これの影響はじつは大きい。

    アメリカでは家で大量のおもちゃにかこまれて盛大にエネルギッシュに遊んでいるから、さわぐほどの興奮が家の外に無い。おもちゃ屋に行ってもそんなに興奮しない。他人との距離が近いから見知らぬ人と接する機会も多いので、知らない人の集まる場所でもそこまで怖がらない。日本はいろいろ足りて無いんだ。

    核家族化。少子化。住宅環境の悪化。すべての収束点がここだ。

  13. まずは、ひっぱたく とか、そんな対応していたら、将来とんでもない犯罪者にその子は育ってしまいかねませんよ…

    たしかに、狭い空間で泣きわめく幼児には、みんな嫌気がします。

    ですが、ぐずる前後に我が子をあれやこれやで落ち着かせようとする親御さんには、感心しますね。

    子を賢く思いやりのある人間に成長させるためには、親も知恵を絞らなければ不可能です。

    お出かけで周りの迷惑にならない程度に、子どもの知的好奇心も満たしてあげられるように、周囲の理解が必要とも感じます。

    都市部では独身者が、子育て世代を 迷惑!自己責任!と批判する世の中になっていますが、子育てをやらずに年老いた者は、老害!自己責任!なんて叩かれる世の中に、いずれはなってしまいますよね。

  14. 机上の空論。

    これを買い出し方は現場を知らないのでしょうね。

    きれいごと、当たり前の事を綴ってお金をもらえるなんて楽なお仕事ですね。

    これで、教育者を名乗るとは図々しい。

  15. 子供にマナーやルールを分からせるのはほぼ無理だと思います。なのに乳飲み子に泣くなとか電車のマナー違反で授乳するなって言うならそういう大人こそ降りて次の便に乗り換えれば良いとがっかりします。 分別の着く大人でさえ堂々と健常者の席に我が物顔で座り周りの目を気にする事も無く大声で喋り込んでる大人達の方がなんとかしないと行けないと思っています。

  16. 怒鳴り散らす子供が居るなら、そもそも公共交通機関は使っちゃいけないね。

    速やかに電車を降りてね。

    そのまま居たら、車両連結部に閉じ込めます。悪く思わないでくださいね。

    これも人類社会の為です。

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