“カモノハシ”700系、東海道新幹線から引退へ 2019年度末

「カモノハシ」とも呼ばれる700系新幹線が、2019年度末までに東海道新幹線から引退する見込みです。

デビューから約20年で

 JR東海は2015年10月22日(木)、東海道新幹線から2019年度末までに700系車両を引退させる計画であることを明らかにしました。

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静岡県の茶畑を走る700系を見られるのも、2019年度末で最後(2010年2月、恵 知仁撮影)。

 700系車両は、その先頭形状から「カモノハシ」とも呼ばれている車両です。1999(平成11)年3月に東海道新幹線へ登場。それからおよそ20年で、同新幹線からの引退になります。

 JR東海では現在、最新のN700A車両の導入を進めており、東海道新幹線は2019年度末に700系が引退すると、「すべての車両が快適性、環境性能に優れた」(JR東海)N700Aタイプ車両での運行になる予定です。

 またこれにより、東海道新幹線の列車は全て最高速度が285km/hになります。700系は、カーブが緩やかな山陽新幹線では285km/hで走ることができますが、カーブの多い東海道新幹線ではN700Aタイプが搭載している、カーブを速く走っても乗り心地を悪化させない「車体傾斜装置」を持っていないため、最高速度が270km/hに制限されています。

 700系の引退により東海道新幹線の全列車が最高速度285km/hに統一されることで、JR東海は「更なる安全・安定輸送の実現を図ってまいります」とコメントしています。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

5件のコメント

  1. 現行黄色先生も引退になるのかぁ?

    • 先代はいつまで走ってた?

    • Wikipedeia「ドクターイエロー」の項によれば
       922形0番台 ・改1000形(T1編成)1964〜1975頃?
       922形10番台 ・改0形 (T2編成)1974〜2001
       922形20番台 ・改0形 (T3編成)1979〜2005
       923形0番台 ・改700形 (T4編成)2000〜=270km/h 対応のためT2編成を置換
       923形3000番台・改700形 (T5編成)2005〜=270km/h 対応のためT3編成を置換
      とのこと。
      (1)T3編成の実働26年を勘案するとT4編成の更新時期は2025年ごろ。
      (2)同時期に中央リニアが開業しダイヤに余裕が見込めるので速度対応が不要になり車齢延長する。
      (3)または、2019年以前に改N700形を早期導入し285km/h対応を図る。

  2. カモノハシと呼ばれる700系新幹線がなくなるとは寂しいです!次は何系走るのか?

  3. かっこ悪い顔で評判の悪い700系が引退することは良いことだと思います。
    東海道新幹線は,いつの時代も人に夢を与える存在で居続けてほしいものです。
    そのためには,一瞬の区間でもいいので時速300km営業してほしいなぁ。