「初日の出」で活用される飛行機の特徴

飛行機の特徴を活かしている「初日の出フライト」

 ポイントは“高度を下げる”です。目線が低くなったことにより太陽が地平線・水平線の下へ消えるため、再び昇ってくる瞬間の初日の出を拝めるというわけ。

 もちろん、ほかの飛行機も飛んでいること、管制の指示や天候、揺れ具合によって必ずしもそのような飛行コースが可能というわけではありませんが、「飛行機」という“三次元の乗りもの”ならではの、高度差を活かした演出が行われるのが「初日の出フライト」なのです。

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天候と飛行ルート、高度が良ければ、その上空から「初富士」を眺めることもできる(写真はそのイメージ、チャーリィ古庄撮影)。

 また、羽田や成田発のフライトではご来光を見たあとに富士山上空へ向かい、「初日の出」と合わせて「初富士」を空から眺めるコースが一般的です。

 ちなみに、この「初日の出フライト」は朝の早い時間に出発するため、おせち風機内食や紅白饅頭などが機内でサービスされることも。空を飛びながらお正月気分に浸れるのも、このフライトの特徴です。

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