「赤外線路面点検車」成田空港の滑走路・誘導路点検に導入 舗装内部の変状を可視化
成田国際空港が滑走路、誘導路の点検に「赤外線路面点検車」を導入します。目視では確認できない舗装内部の変状を赤外線カメラで点検。目視に比べ4倍の速度で点検でき、時間の縮小につながるといいます。
舗装表面の温度を測定
成田国際空港は2019年6月11日(火)、「赤外線路面点検車」を、滑走路や誘導路の点検業務に7月から導入すると発表しました。
赤外線路面点検車は屋根の上に赤外線カメラを載せており、そのカメラでアスファルト舗装面の温度を測定します。舗装内部に空洞などがあると舗装表面に温度差が生じることから、その特性を利用し、内部変状箇所の推定が可能になります。測定幅は4.5m、測定速度は30km/hです。
この車両を導入することで、人による目視・打音と熟練度に頼った従来の方法から、機械的な検出になり、点検の速度が4倍に。また、夜間飛行制限の変更に伴う点検時間の縮小にも対応できるとしています。
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