【懐かしの国鉄写真】昭和43年3月 最後の学割きっぷを使った九州一周旅行(前編)

いまから半世紀以上前の昭和43年3月、大学を卒業した直後に学割きっぷを使って九州一周旅行を行いました。今回は第1回目として、途中で撮影した呉線、山陽本線の列車や北九州地区での写真をご覧いただきます。

九州入りの前には呉線でC59・C62を

 大学の卒業式は1968(昭和43)年の3月20日でした。しかし、卒業式はすんでも3月31日までは大学に籍があることに目を付け、社会人になる前に最後の学割を使って九州をほぼ一周する一人旅に出かけました。

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呉線は矢野駅付近で撮影。戦時型のD51 1105が牽く普通列車は11両の長編成だった(1968年3月22日、楠居利彦撮影)。

 出発は3月21日の夕方、新幹線で大阪に行き、夜行急行の「音戸」に乗換えます。この列車は呉線経由の下関行きで、広島到着が朝の6時頃といえば、この時代に現役だった方には何が目的かはおわかりでしょう。非電化の呉線に残る大型蒸機(C59とC62)を行きがけの駄賃に撮影しようというわけです。

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C62 16牽引でこれも11両編成。駅到着寸前なので煙は出ない(1968年3月22日、楠居利彦撮影)。
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蒸機は煙がないと絵にならないので、矢野の出発シーンを狙った。編成全体は入らないが、煙の状態は申し分なし。個人的にはC62よりC59が好きなので、このカットが一番気に入っている(1968年3月22日、楠居利彦撮影)。
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気動車は20系と17系が入り交じった凸凹編成の6連(1968年3月22日、楠居利彦撮影)。

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Writer: 楠居利彦(鉄道ライター)

1946年、東京生まれ。中央線の沿線で育ったので、鉄道は複線で電化され、長編成の電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道誌の創刊に関わり、車両データ本の編集を担当した。趣味は鉄道模型製作。

 
    
 
    

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