〈PR〉「A列車で行こう9」に初心者が挑戦 シナリオマップ攻略で経営を学ぼう 前編

「A列車で行こう9」最新版に「乗りものニュース」編集部が挑む連載企画。第6回目は、シナリオマップをプレイして、経営の基礎を学びます。

挑戦意欲をかき立てる47種類のシナリオ

「乗りものニュース」編集部員の私(末吉史樹)は前回まで、「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」をプレイして、ふるさとを走る想い出の鉄道づくりに挑戦。しかし、風景にこだわり過ぎて“経営”がおろそかになり、会社を倒産させてしまいました。

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初心者の発想で「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」に挑戦したものの会社が倒産。経営の重要性を思い知った。

「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」には、自分でマップを創るゲームだけでなく、あるシナリオに沿って創られたマップの改良を楽しむゲームもあります。そこで今回からはこの「シナリオマップ」をプレイして、経営を学ぶことにしました。

 用意された「シナリオマップ」は全部で47種類。難度がA~Eの5段階に分かれていて、初心者から上級者まで楽しめるのが嬉しいところです。

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シナリオマップは47種類。テーマや難度別に、さまざまなパターンから選べる。

 なかには、アンバランスな開発に悩む古くからの城下町を立て直す「古都再興」や、原子力発電所への依存から脱却を目指す「工業地帯のエネルギー転換」といった社会派テーマのマップもあれば、バスとトラックだけで鉄道が走っていない「バスのある風景」など意表を突いたマップも見つけました。

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「古都再興」「工業地帯のエネルギー転換」など社会派のテーマや、鉄道が走っていない意外なマップも。グラフィックスの美しさに圧倒される。

 どのシナリオマップも、都市計画や経営学の授業に使えそうなリアリティがありながら、ゲームとしてのエンタテインメント性も追求。グラフィックの美しさには圧倒されるばかりで、挑戦意欲をかき立てられます。

 しかし、経営の基本を学ぶのが目的で、かつ初心者の私は、素直にA難度のマップから「広域都市計画」を選択。街がある程度できあがっていますが、全体像が把握しやすい規模です。私の実力にマッチしていると判断しました。

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経営を学ぶ舞台として「広域都市計画」を選択。発展の余地は大きくやりがいがありそう。

 マップの説明では、「広域開発計画の一環として広大な土地が開放されました。住宅地の建設は開始されています。働く場所として工場や商業施設の需要が高まっています」とのこと。この情報も手がかりにしながら、ゲームを進めていきます。

スタート前の現状把握を徹底

 シナリオマップをプレイする際、これから造る街や経営する会社に名前を付けることが可能。こういうちょっとした仕掛けが、モチベーションを高めてくれます。さっそく、やや大げさな名称ですが、今後の発展を期してそれぞれ「末吉ニュータウン」「末吉高速鉄道」と命名しました。

 そしてゲームをスタートすると、最初に全体的なアドバイスを貰えます。コンサルタント風の女性が言うには、まず資材の確保や輸送に注目せよとのこと。資材が「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」で重要なカギになることはすでに学びましたので、この提案には納得です。

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マップの街と会社に命名してモチベーションがアップ。ゲームの最初にはアドバイスが貰える。

「海岸沿いに港を建設すると、船舶での資材輸送が可能です」との具体的なアドバイスがあるので、あとでこれに従ってやってみましょう。

 さて、これまでの失敗から学んだように、初めのうちは現状の把握に時間をかけます。この街について調べると、下図のように行き止まりの駅が2つあり、そのあいだを単線の線路が結んでいました。列車はキハ40形ディーゼルカーが1両のみで、2駅間を往復。ほかには近距離用ノンステップバスが1台と、中長距離用トレーラーが1台走っています。

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2つの駅間をディーゼルカーが1両で往復。ほかにトラックとバスが1台ずつ走っている。

 レポートによると、街の人口は246人とまだ少ないので、建物を増やすなどの開発は後回し。経営情報を確認すると、鉄道・バス・トラックの3つとも赤字ですが、赤字額がまだ小幅なうちが立て直しのチャンス。どこかにムダや改善の余地があるはずなので探していきましょう。

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街の人口はまだ少ない。鉄道・バス・トラックはすべて小幅な赤字。どこかにムダや改善の余地があるはず。

 資金は1000億円が用意されています。前回、自作でマップ創りにチャレンジした際には、設定できる限度いっぱいの2000億円でした。それでも会社を倒産させてしまいましたので、なるべく出費を抑えながら安全運転での経営を心がけたいと思います。

資材確保の基本を忘れず

 それではプレイ開始です。まずは鉄道・バス・トラックの運行ダイヤを修正。運転の開始・終了時刻を設定し、深夜のムダな運行を止めます。ただし、トラックだけはいったん撤去しました。まだ建物は増やせないので、資材の運搬先がなく、動くだけムダになると考えたからです。

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鉄道とバスのダイヤを修正し、深夜のムダな運行を停止。まだ使い道が無いと考えたトラックは撤去した。

 続いて、ゲーム開始時に貰った、資材についてのアドバイスを実行に移します。海岸に港を造るため、候補地の付近に資材工場と資材置き場を建設。生産した資材を中心街にも運べるように、線路は一筆書きで街に戻れるように敷き方を工夫しました。

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海岸に港を造るための資材を集める。線路は一筆書きで街の中心部に戻れるように工夫。

 街にあった2つの駅のうち、大きい方の駅には現在使っていないホームがあります。そこで、海岸からの線路をここにつなぎ、資材を搬入できるようにします。

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未使用のホームを活用し、海岸から街に向けて資材搬入用の線路をつなぐ。

 ここまでで、駅と線路、それに資材工場などの配置は下図のようになりました。

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駅と線路の配置、資材工場の位置関係を示した。

ゲーム開始以来初めて経営改善に手ごたえ

 さあ、経営状況が少しは良くなったでしょうか。レポートを確認です。

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鉄道とバスはまだ運行効率が悪い。トラックは撤去しない方が良かった。

 鉄道は赤字の拡大ペースが緩やかになりましたが、まだ列車運行の効率が良くないようです。一方、バスは赤字の拡大が継続。鉄道もバスも、まだ1日1便で十分かもしれません。さっそくダイヤを修正します。

 トラックの運行はムダかと思っていましたが、むしろ逆でした。街をよく調べると、資材工場と資材置き場を往復するルートがあり、それぞれトラックが荷物を積み降ろしできる配送所もあります。夜間も資材は生産されますから、トラックは動かしっぱなしでも利益を出せていました。トラックは元に戻して運行再開です。

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よく探すと、街には資材工場と資材置き場を結ぶ運搬ルートが存在した。

 資材関連の赤字は、まだ貨物列車で資材を動かしていないのが大きいと思います。港を造るために資材を貯めているところですので、追って改善していきましょう。

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資材関連も赤字だが、想定内。電力会社が利益を上げているのに気付いた。

 そのほか目についたのは、電力会社。かなりの黒字を出していることに気付きました。これも街のなかを探すと、ソーラーパネルが2基設置されています。驚くべきことに、太陽の動きに合わせてパネルが向きを変えることを発見しました。「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」、本当に芸が細かい!

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街で唯一の黒字を出すソーラー発電所。太陽に合わせてパネルが動くのに感動。

 問題点を見つけたらすぐに手を打ち、失敗したらすぐ方針転換。これを徹底したおかげで、リポート上もようやく経営が安定してきました。自分が打ち出す策が結果を出すと、たまらなく嬉しいです。ただ、依然としてバス事業だけは厳しい状況。路線撤退も検討すべきかもしれません。

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ようやく経営改善の見通しが立ってきた。自分の打つ手が結果を出すと嬉しい。

 次回は、安定から攻めの経営へ。まずは資材の有効活用に手を付けます。できれば、鉄道趣味的な要素も入れながら、経営も良くしたい。そんな欲張りなことにもチャレンジできればいいのですが。

A列車で行こう9 Version4.0マスターズ

【了】

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