アジアンタイヤ、どう付き合う? 変わりゆくタイヤ市場、オートバックス店頭の現状は〈PR〉

日本の自動車市場において、アジアンタイヤが年々シェアを伸ばしています。2018年現在の店頭における現状や、アジアンタイヤが選ばれる理由などについて、オートバックスに聞きました。

「アジアンタイヤ」も選択肢になる時代

 世界中に自動車メーカーがあるように、タイヤメーカーもまた世界のあちこちに存在します。ブリヂストンや横浜ゴム、住友ゴム工業といった日系ブランドや、ミシュランやピレリといった欧米ブランドだけでなく、韓国のハンコックやクムホ、台湾や中国、インドネシアや中東にも独自のタイヤメーカーがあり、それぞれにオリジナルのタイヤを製造・販売しています。そうしたアジアのタイヤも日本で販売されるようになり、それらは、まとめて「アジアンタイヤ」と呼ばれるようになりました。

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アジアンタイヤの台頭はもはや世界的潮流。身近なカー用品店でも昨今よく見かけるように(画像:オートバックス)。

 とはいえ、これまでの日本では、日本&欧米ブランドのタイヤメーカーが市場を席捲していました。ところが、最近になってどうも様子が変わってきているというのです。

「オートバックスでも、厳選したアジアンタイヤを販売しています。最近はアジアンタイヤのユーザーが増えています。特に若い層に人気でリピーターも多いようですね」とは、カー用品販売大手であるオートバックスの外丸(とまる)さん。

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カー用品店としておなじみオートバックスは2018年3月末現在、全国に603店舗を構える(画像:オートバックス)。

 しかし、タイヤには乗り心地やハンドリング性能、燃費性能、ウェット性能など、多角的な性能が求められますが、そうした性能の総合点から見ると、アジアンタイヤの多くは日欧米ブランドと同等品とは必ずしも言い切れません。

「でも、最近では、価格とトレードオフと割り切る人が増えてきたようです」(オートバックス 外丸さん)

 確かに、アジアンタイヤは価格という点で見ると、日欧米ブランドを圧倒します。予算ありきでタイヤ選びをすれば、価格の安いアジアンタイヤに軍配が上がるでしょう。

アジアンタイヤの拡大はもう止まらない

 ちなみに、アジアンタイヤといえども、韓国ブランドは欧米の自動車メーカーの新車装着タイヤに採用されるなど、世界的に高評価を獲得しています。また、ドリフトを楽しむ人には、台湾ブランドが「コスパが良い」と大人気。日本ブランドの上級タイヤと比べれば、一歩譲る部分があるかもしれませんが、エントリーモデルのタイヤであれば価格もあわせて、アジアンタイヤはけっこう良い勝負ができるというわけです。

 また普及が進むほどに、アジアンタイヤのさらなる性能向上も期待できます。たとえばオートバックスが取り扱うアジアンタイヤのなかでも、同社の専売品として販売されている韓国クムホタイヤの「エコセンスSE11」は、日本自動車タイヤ協会のラベリング制度において「A/c」を獲得し「低燃費タイヤ」の認定を受けています。名ばかりではなく実(性能)もともなった、「ちゃんとしたエコタイヤ」といえるのではないでしょうか。

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クムホタイヤ「エコセンスSE11」はオートバックス専売品(画像:オートバックス)。

 実際のところ、日本市場でのアジアンタイヤは、この先も増えていくことでしょう。あくまでも「日欧米ブランドにこだわる」というのも良いのですが、せっかく手に入りやすくなっているのならば、アジアンタイヤにも目を向けて、そのなかから信頼できる製品を探すのも一興では。意外と満足できるものが見つかるかもしれませんよ。

【オートバックス 公式サイト】
●〈簡単検索〉車種からタイヤ選び

●タイヤスーパーセール
  
【了】

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Writer: 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト)

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。

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