そろそろ試し時か「オールシーズンタイヤ」 冬タイヤの新しい選択肢、品揃えも充実〈PR〉

夏が終わると、そろそろ考え始めておきたいのが冬タイヤのことです。そこでひとつ検討してみたいのが「オールシーズンタイヤ」、ラインナップも充実してきたという今日このごろですが、選択肢としてアリなのでしょうか。

冬に向けて考えたい、「オールシーズンタイヤ」という選択肢

 冬に向かって、ドライバーの悩みのひとつに「この冬のタイヤはどうするのか?」というものがあります。冬季になれば必ず雪がしっかりと降るエリアに住んでいたり、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しんだりするのならば、文句なしに「スタッドレスタイヤを用意する」の一択。ほとんど雪のないエリアに住んでいて「雪山にはいかないし、雪が降ったら公共交通を使う」というのであれば、夏タイヤのままでOKです。ただし、「ほとんど雪が降らない地域だけど、万一、降ったときでもクルマを出さなければいけない」という人はちょっと困りもの。

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今年もまた冬がやってくる。写真はイメージ(画像::robsonphoto/123RF)。

 多くの場合、スタッドレスタイヤを購入する場合は、タイヤだけでなくホイールもセットで購入します。タイヤ代金だけでなくホイール代金も必要です。降るか降らないかの、わずかな雪のためにスタッドレスタイヤを新調するのは、正直、負担が大きいと思う人も多いはず。

 そこで冬のタイヤの新しい選択肢となるのが、「オールシーズンタイヤ」です。これは文字通り、夏から冬まで1年を通して使えるタイヤ。普通の夏タイヤは、ほんの少しでも雪が降ってしまうと、まったくもって路面をグリップしなくなります。ところが、オールシーズンタイヤであれば、少々の雪なら大丈夫。それでいて、スタッドレスタイヤよりもドライ路面での耐久性も濡れた路面のグリップも高く、夏タイヤとしての機能も必要十分に備えています。夏場の乾いた路面から、梅雨の濡れた路面、冬場の雪道まで、これ1本で済ますことができてしまうのです。

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一部例外があるため、詳細はメーカーカタログを確認のこと。※1:凍結路面走行をともなう場合はスタッドレスタイヤの使用を推奨。※2:乾燥路面と同様の性能を保証するものではない。速度など雪道での運転には十分に注意を。※3:いかなるタイヤ(スタッドレスタイヤ含む)もチェーン装着が必要。全車チェーン規制に備えチェーンの携行を。

 もちろん、グリップ力、耐久性、燃費性能、静粛性といった性能をひとつひとつ厳密に比べれば、夏専用のタイヤに劣るところはあります。また、オールシーズンタイヤの弱点として、凍結した路面が挙げられます。河川などに囲まれ、橋の上を走る機会の多い方は少し悩みどころ。どこかの状況にぴたりとあわせて最高の性能を発揮するのではなく、あくまでもオールマイティに使えるというのがオールシーズンタイヤの魅力です。

オールシーズンタイヤ、どんなメリットがあるの?

 では、オールシーズンタイヤを選択すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

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オートバックス店頭でも近年、オールシーズンタイヤのラインナップが充実していきている(画像:オートバックス)。

 まず、夏と冬で別々にタイヤを用意する必要がありません。また、1セットで済みますから、2セット目の保管も必要ありません。使っていない夏タイヤや冬タイヤを保管するのは、都市部ではけっこうな負担となります。

 さらに、冬場はスタッドレスに交換するけれども、あえて夏タイヤにオールシーズンタイヤを選ぶという方法もあります。そうしておけば、雪がいつ降り出してもかまいませんし、本格的に雪のシーズンになってからゆったりと交換すればいいので、スタッドレス交換で店が混む時期を避けることも可能となります。

 ちなみに「冬タイヤ規制」と「チェーン規制」は内容が異なる場合があります。「冬タイヤ規制」の場合、スタッドレスでもオールシーズンタイヤでもOKですが、「チェーン規制」は、状況によって「チェーン装着車以外通行止」というケースもあります。その場合は、スタッドレスでもチェーンが必要です。もちろんオールシーズンタイヤでもチェーンを装着しなければなりません。本格的な雪道に出かける場合は、チェーンを用意しておくといいでしょう。

ラインナップも充実、そろそろ試してみる?

 オールシーズンタイヤは、比較的、最近になって出回り始めた商品です(2018年現在)。そのため数年前までは、ほとんど商品を選ぶことができませんでした。しかし、少しずつ商品も揃ってきて、いまではエントリーからハイエンドまで選ぶことができるようになっています。

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エントリーならMAXXIS「ALL SEASON AP2」(画像:オートバックス)。
国産ブランドならファルケン「HS449」(画像:住友ゴム)。
ミシュランのオールシーズン「クロスクライメート」(画像:オートバックス)。

 エントリーでいえば、オートバックスで販売するMAXXIS(マキシス)「ALL SEASON AP2」がありますし、国産ブランドならファルケン「HS449」、欧米ブランドならミシュラン「クロスクライメート」、グッドイヤー「ベクター」、ピレリ「チントゥラートオールシーズン」などが販売されており、予算にあわせて銘柄を選べるようになっているのです。冬用のタイヤと見るだけでなく、夏タイヤに「雪道もOK」という機能がプラスされたものとしてオールシーズンタイヤを選ぶという考えもあります。

「冬タイヤをどうしよう」と考えているのであれば、オールシーンタイヤも選択肢のひとつに加えてみるのはいかがでしょうか。

【オートバックス 公式サイト】
オールシーズンタイヤ特集

【了】

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Writer: 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト)

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。

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