〈PR〉女性がハマるサーキット走行!? 富士SWにホンダ車集結、ドライビングレッスン開催(写真75枚)

サーキットでのドライビングレッスンといえば、男性が受講するものというイメージがあるかもしれませんが、一度受けたら実は女性のほうがハマる可能性が高いようです。富士スピードウェイでのホンダ車のレッスン、その内容はどのようなものなのでしょうか。

「サーキットドライブ女子」急増中!?

 富士スピードウェイ主催で開催されているドライビングレッスン。そのなかには車種別オーナーを対象にした「ワンメイクドライビングレッスン」があり、去る2017年12月5日(火)にホンダ車のワンメイクドライビングレッスンが行われました。講師には日本一人気のある自動車レース「スーパーGT」GT500クラスに「ARTA NSX-GT」で参戦している小林崇志(たかし)選手を迎え、ホンダ車に乗りまくるドライビングレッスンです。

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富士スピードウェイにて開催された「ワンメイクドライビングレッスンHonda」。小林選手が運転する「シビック タイプR」の同乗体験も(2017年12月5日、水口真寛撮影)。

 小林選手といえば今年8月に、ここ富士スピードウェイで行われた「スーパーGT」で優勝、縁起の良いサーキットです。私(吉田由美:カーライフ・エッセイスト/自動車評論家)もその時、取材に来ていたので、まさに目の前で見ることができました。ちなみにこのホンダのワンメイクドライビングレッスンは2013年から行われていて、小林選手が講師を務めるのも4回目とのことです。

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プロレーシングドライバーの小林崇志選手と、ホンダアクセスのマスコットキャラ「くるタム」(2017年12月5日、水口真寛撮影)。

 朝、私がサーキットに到着し、座学を行う会場に行くと、すでに数名の方が受講中。聞けば、今回のプログラムのなかに富士スピードウェイでのサーキット走行も含まれているため、サーキットを走るために必要な「FISCOライセンス」の講習だとか。と言っても、3名ぐらいの方しかいないので、そのほかの方はすでにサーキット走行経験ありか、このプログラムのリピーターの方のようです。

 今回の参加者は12名。パイロンスラローム走行チームとモデューロ試乗チームにわかれて試乗しました。

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小林選手の解説を頭に入れて、いざ実践へ。
自分の愛車でパイロンスラロームに挑戦。
パイロンスラロームと並行して行われたモデューロ試乗では、車種ごとの違いを、実際に乗り比べ。

 今回のプログラムのなかで、パイロンスラロームは自分の愛車で体験する、ハンドルをスムースに動かすための練習です。パイロンスラロームを一定速度で走るには、アクセルを一定にし、ハンドルのみの操作で走るというもの。加速し、ブレーキをかけ、ハンドルを切った時にクルマの挙動が乱れない範囲で速く走ります。挙動が乱れる前にブレーキを踏んで減速し、スムースに走れるようにすること。それができたら少しずつスピードを上げていきます。小林選手の上手いところは、「ここで練習したスラロームは、この後のサーキット走行のここのコーナーで役に立ちます」的な話を、コース図を見せながら話すところ。これでがぜん、サーキットを走るイメージがしやすくなります。

 クルマのハンドルの角度を一定にし、アクセルワークだけで円を描くように走行する定常円旋回においては、加速・減速をいろいろ試し、プッシュアンダーやオーバーステア、アンダーステアなどを体験。自分の愛車の特性を理解するよい機会となり、主催者側いわく、広い場所だからこそ安全に体験できることなので、ドライバーのみなさんはぜひ一度、体験してみてくださいとのこと。

 さらには、小林選手の運転による新型「シビック タイプR」に同乗できるスペシャルプログラム。これは私もチャンスがあれば同乗試乗したかったです!(笑)

 このパイロンスラロームと同時にモデューロ体感試乗が実施されました。パイロンスラローム会場の周囲に試乗コースが設定され、モデューロパーツを装着したホンダ車や「モデューロX」を乗り比べできるというもの。

 用意されたクルマは6台。「S660」(CVT/MT)「ジェイド」「フィット」「グレイス」にはエアロパーツ、サスペンション、アルミホイール、ブレーキパーツなどの、しなやかな走りを実現するホンダ純正アクセサリー「モデューロ」が装着されています。さらに

「ステップワゴン モデューロX」は、「モデューロ」のノウハウをいかして作られたコンプリートモデルで、そこにはタイヤのグリップ力を最大に引き出す専用ホイールや、直線では安定感が増し、コーナリングでは気持ちよく曲がれる専用フロントバンパーを装着するとともに、大開口グリルを採用して走行中の風をエンジンルームに取り込みつつ下に流して空力性能を上げ、さらに路面の凹凸が滑らかに感じられる専用サスペンションなどが装備されています。

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左からCVTと6MTの「S660」、「ジェイド」「ステップワゴン モデューロX」「フィット」「グレイス」(2017年12月5日、水口真寛撮影)。

 参加者にも「ステップワゴン モデューロX」を運転した感想を聞いてみました。すると、皆さん、モータージャーナリスト張りのインプレッションをしていただきました。

「背が高いのにロールが少なく、スラロームでもアクセルをふかせる。操舵感もしっかりし、スラロームでもハンドルの持ちかえなしで運転できる。剛性感もインテリアも高級感があり、ミニバン嫌いでもこれなら乗り換えられるかも」というのは、「CR-Z」で参加の武井さん。

 そして女性ひとりで参加していた江原さんは「乗り心地が良いですね。取り回しもハンドリングもイイ感じです。ロードノイズを吸収してゴツゴツしないですし、グレーチングを越えても、ショックが少ないのにビックリ。でも個人的にはやっぱりスポーツカーが好きです」とのこと。

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「ステップワゴン モデューロX」と、愛車「CR-Z」で参加の竹井さん。
唯一の女性参加者、江原さんはリピーター。愛車は「CR-Z」

 ちなみに江原さんはこれまで何度も参加しているリピーターさん。このイベントに参加した理由を聞くと、「愛車の『CR-Z』を購入したら、まわりの人から『サーキットには走りに行かないの?』と言われて、最初は『そんなに言われるなら参加してみよう』という軽い気持ちで参加しましたが、それからすっかりリピーターになりました」とのこと。走れば走るほど、少しずつではありますが上達している感じがするのが楽しいそうです。実はサーキットの雰囲気は、気に入ると女性のほうがハマる傾向があるようで、江原さんもそうなのかもしれませんね。

 そのほかの意見で多かったのは、「思ったより足回りが硬くない」とか「重心の高さを感じさせない」とのこと。ネガティブなミニバンのイメージが解消されそうです。

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「ステップワゴン モデューロX」と参加者の皆さんと筆者(最右)(2017年12月5日、水口真寛撮影)。

 ちなみに私も少し試乗させていただきました。

 まずは外見。何と言ってもフロントグリルですが、現行の「ステップワゴンスパーダ」のほうがむしろメッキが目立つやんちゃな顔つき。「ステップワゴン モデューロX」はシックで大人っぽい印象です。「こういうカスタムもあるんだな」と、ちょっと新鮮です。

 足元を引き締めるホイールも「モデューロX」専用のものになっていて、フロントマスク同様ホイールも遠目から見ると太めの5本スポークが、少し細めの10本スポークへイメージチェンジ。「モデューロX」のほうが繊細に見えます。

 ドライブしてみると、足回りがしっかりスポーティ。とはいえ、硬すぎるわけではありません。ちょっとした段差は見てイメージする衝撃より穏やかに体に伝わり、バタバタしている感がありません。路面はひび割れ程度なら何事も無くフラットなまま。継ぎ目のショックを感じません。また、荒れた路面で衝撃を受けたときでも、クルマのおさまりが早く、凹凸もさくさくリズミカルに乗り越えるのが気持ちが良いです。コーナーではハンドルを回す角度が少なく、脇をキュッと締める感じがスポーティなクルマみたいですね。またハンドルを切った時に切り遅れが少なく、クルマとの一体感を感じます。

 背が高いミニバンは、見晴らしがよいという特典もある一方で、横風を受けやすく、ふらついたり、また、ぼよんぼよんという上下動も起きやすかったりするのですが、「モデューロX」は無駄な揺れが少なく、目線や頭の位置が変わらないので、乗り物酔いしやすい体質の人でも快適に乗れると思います。これなら食後すぐのドライブでも楽しめそう。

 またシートは体のおさまりがよく、リラックスしながらも体が安定し、もう少し長く走りたくなる感じです。エンジンは1.5リッターのターボエンジンですが、今回、試乗したコースのような坂だとエンジン音が少し大きくなりながらも、ぐいぐい上がっていき、さらにシフトを「Sモード」にすればなお力を発揮してくれるのでストレスフリー。

「ステップワゴン」と「ステップワゴン モデューロX」を比較して、たとえるなら、おっとりさんと、テキパキした気の効いた女子マネージャーぐらいの違い。硬いだけではなく、やさしさとしなやかさもあわせ持つ素敵な相棒という感じですね。

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「ステップワゴン モデューロX」でパイロンスラロームに挑戦する参加者(2017年12月5日、水口真寛撮影)。

 せっかくなので、2列目シート体験もしてみました。

 ミニバンとして最初の「モデューロX」である「ステップワゴン モデューロX」は、バランスが良く、フロント席だけでなく2列目シートの乗り心地も快適ですね。路面からの衝撃が想像より少なく感じられ、体全体がスーッと移動して行く感じです。リラックスして、自然にシートに体を預けられます。サイドのベルトラインが低く、窓が大きいので解放感抜群。外の景色が楽しめます。たとえ車内で会話がなくても自分の楽しみ方ができそうです。

 そして3列目にも体験試乗しました。2列目はシートがセパレートになっているので、2列目の真ん中を通ってウォークスルーで3列目まで移動が可能です。ただ、シートに座ったときにシートベルトを装着していても、ベンチシートのためか、安定しづらいのが残念です。乗り心地もタイヤの上になるため、1列目、2列目に比べたらタイヤの存在を意識しながら走る感じ。しかし、縦にも横にも開くリアのドア「わくわくゲート」で外から3列目シートに直接乗り込めるのはナイスアイデア。まさに“わくわく”します。

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参加者のクルマのなかには初代「NSX」の姿も。左ハンドルの海外車仕様。
愛車の限界を知る貴重な機会も。

 その後は、サーキット本コースの走行会。参加者全員の走行タイムも計測しながらの走行です。合間には、参加者全員での記念撮影も行われました。

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終始アットホームな雰囲気だった「ワンメイクドライビングレッスンHonda」。募集要項などは富士スピードウェイのwebサイトにて告知される(2017年12月5日、水口真寛撮影)。

 ホンダファン、ホンダオーナーという共通点で結ばれた「ワンメイクドライビングレッスンHonda」は、終始アットホームな雰囲気で行われていました。女性でも気軽に参加でき、そしてリピーターが多い理由が少しわかったような気がしました。

【了】

筆者と参加者の「ステップワゴン モデューロX」試乗動画はこちら [動画提供:ホンダアクセス]

●ホンダアクセス ウェブサイト

http://www.honda.co.jp/ACCESS/

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