この電車、もうすぐ登場20年に見える? JR九州の885系、一度は乗りたいワケ〈PR〉

特急「かもめ」「ソニック」に使われている、JR九州の885系特急形電車。鉄道に興味を持っている人はもちろんですが、そうでない人も一度は乗ってみてほしい車両です。まもなく登場20年ですが、まだまだ強い存在感があります。

長崎から駅弁と885系特急「かもめ」の旅

 この電車が、デビューから20年近いこと。あまりピンとこないです。

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885系は6両編成で、普通車(自由席・指定席)とグリーン車(指定席)を連結(2019年2月、恵 知仁撮影)。

 JR九州の885系特急形電車。2000(平成12)年3月11日に、博多~長崎間を結ぶ特急「かもめ」として営業運転を開始してから、まもなく丸19年になります。2001(平成13)年からは、博多と大分方面を結ぶ特急「ソニック」でも活躍を始めました。

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「885 AROUND THE KYUSHU SINCE 2000」といった文字が車体へ入れられている(2019年2月、恵 知仁撮影)。

 多くの人がマイカーで移動している状況に対し、まず「鉄道はいいよ!」と思ってもらわねばならなかった、分割民営化(1987年4月)後のJR九州。そこで生まれてきた、個性的な車両たち。

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デザインは、のちにJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」も手がけることになる、水戸岡鋭治さんの「ドーンデザイン研究所」が担当(2019年2月、恵 知仁撮影)。

 なかでもこの885系は、登場当時はもちろん、20年近くを経たいまなお、強い存在感を放っているように感じます。

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長崎駅に向け、有明海沿いを走る885系特急「かもめ」(2014年10月、恵 知仁撮影)。

「つややかな白い車体」に「黒い窓」というハッキリしたビジュアル、「みんなが思っている『鉄道』のイメージとはちょっと違うよ? 乗ってみない?」というところから生まれたことが、そうたらしめているのでしょうか。

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デッキ周辺に885系はギャラリーを設置。床はフローリング(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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885系には「かもめ」仕様と「ソニック」仕様が存在し、表記などが異なる(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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フリースペースが充実し、「車内探検」が楽しいのも885系の特徴(2019年2月、恵 知仁撮影)。

 車内も「典型的な電車のイメージ」とは、いまなお違ったものだと思います。

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優れた車両に贈られる「ブルーリボン賞」(左上)と「ブルネル賞」(左下)の受賞記念プレートがデッキに飾られている(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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印象的な天井の造形。荷物棚は飛行機のようなフタ付き(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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客室天井の照明も、細かいところまで凝っている(2019年2月、恵 知仁撮影)。

 登場から20年近くも経過しているため、車内には相応の劣化も見られます。「やっぱり、20年近くたっているんだなぁ……」と実感しますが、「20年近いとは思えないなぁ……」とも思ったことを考えると、不思議な感覚でした。

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運転席と客席の仕切りは停車中、すりガラス的な状態(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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走行中、仕切りガラスは透明に。運転操作や前面展望を楽しみつつ、長崎駅で購入した「ながさき鯨カツ弁当」を味わう(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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885系の普通車。座席は普通車もグリーン車も本革を使っている(2019年2月、恵 知仁撮影)。

 885系は、車体を傾けることにより遠心力を減らし、乗り心地を維持したまま高いスピードでカーブを通過できるようにする振り子装置を搭載。傾いた風景が、窓の外に流れて行きます。

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振り子装置を使い、車体を傾けながら疾走する885系。右側の柱の角度に注目(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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博多駅へ向かって右側に有明海が広がる(2019年2月、恵 知仁撮影)。
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トンネルに入った885系。運転席のガラスに客席の照明が光る(2019年2月、恵 知仁撮影)。

 私(恵 知仁:鉄道ライター)は、この「885系」という電車、「鉄道」に多少なりとも興味がある人はもちろんですが、そうでない人にもぜひ一度、乗ってもらいたい車両だと思っています。

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15年前に撮影した「かもめ」デザイン時代の885系(2004年3月、恵 知仁撮影)。

「鉄道」に興味を持ってもらいたいところから生まれた、「電車にはこんな形、楽しさ、可能性もあるんだよ」を具現化したJR九州の在来線特急車両。そのひとつの集大成だからです。

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写真の長崎駅は、2022年度に九州新幹線西九州ルート開業で大きく変わる予定。885系「かもめ」もまた、現在とは変わるだろう(2019年2月、恵 知仁撮影)。

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 なお、時刻表に「『白いかもめ』で運転」と書かれているのが、この885系を使う特急「かもめ」です。

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【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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