引退は近い? JR九州キハ66・67形ディーゼルカーに乗車! 明らかなキハ40との差〈PR〉
登場から半世紀近くが経過し、“引退の雰囲気”がジワジワと強くなっている、JR九州のキハ66・67形ディーゼルカー。全国で広く走っているキハ40系と似ていますが、長崎エリアだけを走るこの車両、乗ったら違いは明らかでした。
後ろに止まっていた新型車両の姿
長崎・佐世保地区でしか走っていないディーゼルカーがあります。JR九州のキハ66・67形です。
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2人掛け転換クロスシート、冷房装置、高出力エンジンなど、当時の特急用ではないディーゼルカーとしてはハイグレードな内容が特徴です。国鉄時代の1974(昭和49)年から、30両が製造されました。
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このキハ66・67形は、登場から約45年が経過。そろそろ“変化”が起こるのかもしれません。
2019年2月、このキハ66・67形を使用する大村線の快速「シーサイドライナー」(長崎~佐世保)に乗車。途中の早岐駅(長崎県佐世保市)でしばらく止まるというので、ホームへ降りたところ……見つけました。
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JR九州の新型車両、YC1系です。バッテリーを搭載したハイブリッド式の車両で、メカ的には省エネなこと、電車と共通の部品が使えメンテナンスが容易、といった特徴があります。
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YC1系は2019年3月5日(火)現在、まだ営業運転を開始していませんが、車体に「崎サキ」という「佐世保車両センター所属」を示す表記があり、大村線など長崎エリアで試運転を実施中です。
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JR九州から、これに関する正式な発表はありませんけれども、約45歳のキハ66・67形がYC1系に道を譲り、“勇退”しても何ら不思議じゃない状況が調いつつあります。あくまで個人的な意見ですけれども、「楽しむならいまのうち」でしょう。
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というわけで2019年2月、キハ66・67形に乗ってきたのですが、いやはや、動き出した瞬間から楽しかったです。
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キハ66・67形の外見は、それと近い時期に生まれた、現在も日本各地で普通列車などとして走っているキハ40系ディーゼルカーに似ています。
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しかし乗り心地はだいぶ違い、その違和感がまず楽しかったのです。
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「コイルバネ」を使うキハ40系に対し、キハ66・67形は「空気バネ」を使用――かんたんにいえば、キハ66・67形のほうが良いクッション(サスペンション)を使っており、見た目は似ていても、明らかにキハ66・67形のほうが乗り心地は上。「キハ40系とは違うのだよ、キハ40系とは!」という某有名ロボットアニメのセリフチックな言葉が、脳裏に浮かんできました(寒地型では空気バネのキハ40系もある)。
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長崎駅と佐世保駅を結ぶ快速「シーサイドライナー」は、その名の通りの風景を走行していきます。角が取れた乗り心地で、揺れの収まりも良い「空気バネ式」キハ66・67形の2人掛け転換クロスシートへ腰掛け、窓の外には流れて行く夕暮れの大村湾。「タタンタタン」と響く走行音。言葉はいりません。
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車内にあったキハ66・67形に関する掲示も、嬉しくなります。そこには「新幹線並みの設備と好評でした」といった車両紹介と合わせて、「JR九州 長崎車両センター『愛車精神』宣言中」という記載も。
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快速「シーサイドライナー」では、大村線内において車窓にしばしば、九州新幹線西九州ルートの高架橋も見られました。現在、建設が進んでいるその武雄温泉~長崎間は、2022年度に開業予定。そのころ、キハ66・67形はどうなっているのでしょうか……。
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「乗ってくるなら早いほうがいい」と個人的に思う、このキハ66・67形。「【Webエース】期間限定でおトク!航空機で行く九州3日間 ★JR九州片道きっぷ付★」は、それにオススメでしょう。
東京(羽田)~福岡・長崎間の飛行機往復と、福岡市街か長崎市街、ハウステンボスで選べる朝食付き2泊のホテル、博多~長崎・ハウステンボス間(片道)のJR乗車券と自由席特急券が込みで2万8800円から(2名1室、大人1名分)というリーズナブルな価格です。
ちなみに、長崎空港から大村線の大村駅までは路線バスで10分少々。そこからキハ66・67形に乗って長崎市街や佐世保市街、「ハウステンボス」へ向かうことができます。
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【了】
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