瀬戸内海にゾウさん就航 船尾にメリーゴーラウンド キリンさん引退

フェリーの話です。念のため。

「第十一こくさい丸」就航!

 両備グループの国際両備フェリーが2021年7月21日(水)、香川県の高松~小豆島航路に新造船「第十一こくさい丸」を就航させます。

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就航する第十一こくさい丸。ゾウの愛称は「しまぞう」と命名された(画像:両備グループ)。

 船の大きさの目安となる総トン数は1213t。全長は73.05mで、定員は500名、車両積載数は乗用車換算で60台と、従来船より向上しているといいます。

 外観の特徴は、船尾のマストにかたどられた大きな「ゾウさん」で、船内にもゾウのイラストが多数見られます。マストの中にはメリーゴーラウンド、その近くにはブランコも設置されているなど、家族連れも楽しめる空間となっているとのこと。

 また、1000tクラスのフェリーでは日本で初めて、船体の前後にエレベーターを設置したバリアフリー対応となっており、通院や高齢者の利用に優しいといいます。このほか主な船内設備は次の通り。

・充電用コンセント増設。
・女性用トイレにパウダールームを設置。
・3階には瀬戸内海を一望できる団体室(展望ラウンジ ホライズン)を設置(定員54名、貸切可)。
・ゆとりを持った座席配列で立ち席なしの定員500名分の
座席を配置。左右両端とも通路は1m幅を確保し、車いすでもスムーズな移動が可能。
・コロナ感染予防対策で客室に強制換気システムを配置、客室区画ごとの温度調整が可能。

 新造船の就航に伴い、マストに「キリンさん」がかたどられた第三十二こくさい丸は引退。「ゾウさん」は「パンダさん」の第一こくさい丸とともに、高松港と小豆島の池田港のあいだを11往復で結びます。

 ちなみに、これら動物のモチーフは、2020年11月に急逝した国際フェリーの創業者、片山鹿之助さんの思いを受け継いだものということです。

【了】

【船内も楽しいぞ!】新造船ゾウさん&引退するキリンさん

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