元JAL&元「世界最大の空中消火機」…伝説の「ジャンボジェット」が面影そのまま新天地へ

日本に里帰りするのを待ちましょう!

元JALのJA8086

 世界最大の空中消火機「スーパータンカー」のひとつ、「The Spirit of John Muir(スピリット・オブ・ジョン・ミューア)」と活躍していた「ジャンボジェット」ことボーイング747-446BCF、機体番号「N744ST」が、アメリカの航空会社、ナショナル航空の貨物機として改修されたと、世界最大級の航空写真情報サイトJetPhotosの公式SNSアカウントが投稿しています。

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「スピリット・オブ・ジョン・ミューア」時代のN744ST(画像:Global Super Tanker)。

 新たな機体番号は「N936CA」。機体の塗装は空中消火機時代のデザインを多く残す形となっています。ナショナル航空の公式Instagramアカウントによると、この機は特別塗装機とのこと。現況については、「ready to soar the skies」とコメントしており、近日中にもデビュー予定であると見られます。

 この機はこれまで、国籍や所属によって数度機体番号を変えています。一方、製造番号は「25308」。実はこの機、もともと1991(平成3)年から2010(平成22)年まで、JAL(日本航空)で使用されていた旅客機「JA8086」だった機体です。

 同機はJALから退役後、アメリカのエバーグリーン航空で貨物機に改造され、その後グローバル・スーパータンカー・サービシーズで「スピリット・オブ・ジョン・ミューア」としてデビュー。大規模な山火事の消火作業など世界を跨いで活躍しましたが、経営上の理由で2021年にナショナル航空へ売却されることになりました。

【了】

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