なんじゃこりゃ!? エアバス超異形貨物機「ベルーガ XL」 組立進む新造機の姿がもっと不思議
完成後もスゴイ見た目ですけどね…!
2023年に6機揃う予定
エアバスが導入を進めているユニークな形状の貨物機「ベルーガ XL」。この5号機(シリアル番号:2041)と見られる機体の組み立て中の様子が、現地カメラマンによって撮影され、SNSに公開されています。
「ベルーガ XL」は欧州各地にあるエアバス社の工場で作られたパーツを空輸するために作られました。そのため、胴体の上部がコブのように大きく盛り上がり、まるごと貨物スペースとなっているのが最大の特徴です。
「ベルーガ XL」は、従来機のA300ベースの貨物機「ベルーガ ST」の後継機種として、2020年にデビューしました。「ベルーガ XL」は双発旅客機のエアバスA330をベースに設計され、貨物室の大きさは幅約8.1m、高さ7.5mで、約47mの物体が入る奥行きを持ちます。なお、同社が手掛けるワイドボディ機「A350 XWBシリーズ」の主翼を、ベルーガSTでは片方しか運べなかったのに対し、ベルーガXLは一度に両方を運ぶことができます。
2022年2月現在「ベルーガXL」は4機が運用中。6機出揃うのは2023年の予定です。SNSで公開されている「ベルーガXL」は胴体前部や後部がまだ設置されていない状態となっており、主翼上に記された「2041」の番号から、5号機となる機体であることがわかります。
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