エアバス異形貨物機「ベルーガ XL」乗降口はどこ? まさかの場所に設置の理由とは

エアバス社の工場間で、パーツ輸送のために飛び交う異形貨物機「ベルーガ XL」。通常の旅客機ベースの貨物機と違い、外からは客室ドアが見あたりません。どこにあるのでしょうか。

エアバスA330をベースに設計されているものの…

 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバス社があるフランス・トゥールーズなどでは、ユニークな形をした大型輸送機「ベルーガ XL」を見ることができます。この機は欧州各地にあるエアバス社の工場で作られたパーツを空輸するために作られました。そのため、胴体の上部がコブのように大きく盛り上がり、まるごと貨物スペースとなっているのが最大の特徴です。

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エアバス「ベルーガ XL」(2021年10月、乗りものニュース編集部撮影)。

「ベルーガ XL」は双発旅客機のエアバスA330をベースに設計されています。ただ、通常の旅客機から派生した貨物機「フレイター」とは異なり、特殊な用途ゆえに特別仕様の改修が施されており、A330の面影はほどんど残っていません。

 大きく変わっているところのひとつが乗降口です。一般的な「フレイター」では胴体最前方の客室ドアなどをそのまま残し、そこからパイロットが乗り降りします。対して「ベルーガ XL」は、巨大な貨物ドアこそあれど、客室ドアがないのです。どこから乗り降りするのでしょうか。

【なんて所に!】「ベルーガ XL」の乗降口に迫ってみた(写真レポ)

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コメント

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2件のコメント

  1. 前脚の後ろでしたか。
    前脚収納部の天井にハッチがあるかと思った。
    B-29あたりのような配置で。

  2. 全体の形がよくわからない。もっと一般的な角度から見た全体像をのせてほしい。