「熊野川河口のデカい橋」完成へ 紀伊半島一周の大詰め"和歌山・三重県境"つなぐ「新宮紀宝道路」
開通予定は2024年秋ごろとしています。JRの車窓からも完成形が見えてきました。
熊野・新宮方面で高規格道路が続々工事中
国土交通省 紀南河川国道事務所は2023年6月5日(月)、和歌山県新宮市・三重県紀宝町で整備が進められている「新宮紀宝道路」について、熊野川河口を渡る橋梁がいよいよつながると発表しました。
この道路は紀伊半島沿岸部をぐるりつなぐ道路整備の一環で、周辺でも「新宮道路」「紀宝熊野道路」「熊野道路」などの工区の工事が進行中です。
県境の熊野川を渡る橋は国道42号の新熊野大橋と隣の旧道の熊野大橋しかなく、生活利用と長距離移動が混在してボトルネック状態で朝夕を中心に渋滞が発生していましたが、解消に期待がかかります。
「熊野川河口大橋」は長さ821mのPC箱桁橋で、橋脚から橋脚から両側へ橋桁が伸びていく「張出架設工法」(通称:やじろべえ工法)が採用されています。
2013年の事業化から10年、いよいよあとは安全施設や舗装工事などを残すのみという段階になります。開通予定は「2024年秋ごろを目指す」と発表されています。
【了】
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