「新潟‐山形」40km未開通の日本海東北道に期待の声!“トンネル4本目”貫通で県境越え工事が一歩前進
新潟県と山形県にまたがる日本海東北道の未開通区間「朝日温海道路」で、9号トンネル(仮称)が貫通しました。
トンネル20本以上で県境越え
国土交通省北陸地方整備局の羽越河川国道事務所は2024年5月22日、掘削工事を進めてきた日本海東北道の9号トンネル(仮称)が、21日に貫通したと発表しました。
日本海東北道は、朝日まほろばIC(新潟県村上市)からあつみ温泉IC(山形県鶴岡市)までの延長40.8km「朝日温海道路」の区間で、建設工事が続いています。
現在の国道7号に沿うルートを取り、新潟県側に大須戸IC・大須戸第二IC・北中IC・勝木IC・府屋IC、山形県側に鼠ヶ関ICが設置されます(ICはいずれも仮称)。道路は幅12~13.5m・2車線、設計速度80km/hで整備される計画です。
この区間はトンネルが21本計画されており、1号・4号・大岩川(いずれも仮称)の3本がすでに貫通。さらに2号・9号・11号・鼠ヶ関・小岩川第1(いずれも仮称)の5本で掘削が進められてきましたが、このうち長さ332mの9号トンネルが貫通しました。羽越河川国道事務所の管内では初のトンネル貫通といいます。
9号トンネルは今後、覆工コンクリート、トンネル坑内の施工が進められます。貫通部の安定性が確保された際には、見学会などが開催される予定です。
SNSでは「昔に比べれば、かなり改善されましたね」「地元民は本当に待たされています」「一日でも早い開通に期待してます」など、期待する声が寄せられています。
なお、朝日まほろばIC~あつみ温泉IC間の開通予定は示されていませんが、2024年度は用地買収、改良・トンネル・橋梁下部工事など全般にわたり進められる予定です。
【了】
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