旅客機の「ギンギラギン」デザインなぜ消滅? 「あえて塗装しない」でメリット多数なのに…現代ではもうムリ?

現代の民間機のデザインは、胴体の全体に塗装が施されていることが一般的ですが、かつては金属の地肌をあえてむき出しにして、胴体全体がギラギラと光っていたものもありました。このデザインはなぜ見かけなくなったのでしょうか。

復活の「JAL貨物機」でも白地

 現代の民間機の機体デザインは、胴体のほとんど全体に塗装が施されていることが一般的です。その一方で、かつての民間機は、金属の地肌をむき出しにした状態で、胴体全体がギラギラと光る「ポリッシュドスキン」デザインのものもありました。どのような効果があり、なぜ見かけなくなったのでしょうか。

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JALカーゴの初代ボーイング747F「ポリッシュドスキン」機、機番はJA8180(画像:contri[CC BY-SA〈https://bit.ly/34rszgG〉])

 この「ポリッシュドスキン」デザインを採用した代表的な例としては、2010年まで運航されていたJAL(日本航空)の貨物専用機の一部や、2013年に現行塗装へ変更される以前のアメリカン航空機などが挙げられます。

 通常、旅客機はもちろん、それほど美観を重視しない貨物機などでデザインが“ほぼない”機体ですら、白いベースカラーだけは機体に施されています。また、JALでは2024年より、貨物専用機の運航を14年ぶりに再開しましたが、こちらの機体も旅客型と同じく白ベースの機体です。

 そうしたなかで、ごく一部の機体に見られた「ポリッシュドスキン」は、JALによると、胴体に使用されているアルミ合金を研磨剤で磨きあげ、表面に酸化皮膜を作り上げることで作られるそう。これにより、塗装したのと同様に機体の腐食を防ぐほか、光沢の維持を図っていたとしています。

 そして、この「あえて塗装しない」デザインの採用で期待される効果は、機体の軽量化とされていました。

【写真】ナニコレ…これが「あまりにギンギラギンを極めた」機体デザインです

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