成田はこりごり? エアアジア日本再参入の行き先は

来夏の就航を発表したLCCのエアアジア。既にLCCが何社も日本を飛ぶなか、どのように軌道へ乗せる考えなのでしょうか。

成田はこりごり?

 エアアジア ジャパンの小田切社長は全日空と組んだ初参入の際、成田空港の高額な着陸料や設備の使用料、その対応に大いに失望したという主旨の発言を残しています。

 また成田には既にジェットスターやピーチ、バニラエアといったLCCが就航し、8月には中国系の春秋航空も参入する混戦模様です。そこへ来年の夏に入っていっても、取り残されてしまうかもしれません。関東には茨城空港もありますが、「幹線」の空港に育てるには難しいものがあるでしょう。しかし関東への就航は必須です。

 そうした状況のなかエアアジア ジャパンが今回の発表会で行ったのは、羽田空港への就航可能性についての言及でした。羽田なら都心からも近いですし、日本一の需要があります。就航できれば「幹線」に育てることは難しくないかもしれません。

 しかしLCCは、これまでほとんど羽田に就航していません。発着枠に制限があり、就航が困難だからです。しかしそこを何とかできれば、エアアジア ジャパンに光明が見えてきます。

 現在、東京オリンピックに向けて羽田空港の発着枠拡大が考えられています。また今回、エアアジアが楽天と組んだのは、楽天の三木谷会長兼社長が発揮する影響力が期待されているのでは、と見る向きもあります。三木谷氏は政府の「産業力会議」で議員を務めています。

 これまでLCCは、言い方は悪いですが成田に隔離され、羽田発着の日本航空、全日空などのレガシーキャリアとは少し違う世界を飛んでいました。しかしLCCの羽田就航が実現すれば壁が壊れ、レガシーとLCCが絡み合い、日本の航空業界が大きく変化するかもしれません。はたしてエアアジア ジャパンの羽田就航なるか、ならざるか。要注目です。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 今から35年前、アンカレッジへの転勤を命じられ意気消沈して先輩に報告したところ、よかったな行けばわかるといわれて行ってみたらそれは新天地でした。冬は極寒の地だったけど暖房は完璧、道路はひろくライフラインは格安、とにかく見るものきくもの新鮮な毎日でこれがアメリかかと驚きの毎日でした。サーモンフィシイング、キャンプ、ゴルフとあっという間の5年だったけど今は直行便がなくなり、はるかかなたの地になりました。ぜひ、また訪れたいものです。

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