きしめんだけじゃない 名古屋駅ホームの知られざる名物

実は在来線ホームにある名古屋駅の醍醐味

 名古屋駅の立ち食い店はきしめんで有名ですが、それ以外にもある個性を持っています。

 新幹線ホームの立ち食い店メニューは、きしめん・そば類以外に「いなり寿司」「生ビール(中)」があるぐらいです。

 しかし在来線ホームの立ち食い店は、違います。きしめん・そば類のほか「枝豆」「串カツ」「どて」「イカ下足フライ」「イワシフライ」「さつま揚げ」「天つま」「とうふ」「生ビール(大)」「樽ハイ」「吟醸生貯蔵酒」などをラインナップ。つまり名古屋駅在来線ホームの立ち食い店は、「きしめん屋」と「立ち飲み屋」を兼ねているのです。

 「天つま」とは、麺を抜いたかき揚げ入りきしめん、いわゆる「天ぬき」です。そば屋で酒を飲むときツマミにする天ぬきがあるのは、そこが「きしめん屋」兼「立ち飲み屋」であることを象徴しているかのようです。

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名古屋駅はホームの立ち食い店が多いのも特徴。新幹線ホームに4店舗、在来線ホームに8店舗、合わせて12店舗も存在する。

 在来線ホームのメニューは店舗によって異なっており、先述のメニューは3・4番ホーム静岡側「住よし」の場合。対し、7・8番線ホーム岐阜側にある「麺亭 かきつばた」はおでんが充実。メニューが異なるので、ホームで「はしご酒」も可能です。また在来線ホームの店でも、どて煮がない場合もあります。

 名古屋駅の立ち食い店といえばきしめんが非常に有名ですが、ほとんどの在来線ホームにこうした「きしめん屋」兼「立ち飲み屋」があり、はしご酒もできること。この点も名古屋駅の大きな特徴になっています。全国にある駅ホーム立ち食い店で「ビールもあるよ」程度は珍しくありませんが、メニュー、店舗数がここまで充実しているのは少ないケースです。

 名古屋駅立ち食い店の醍醐味は、「きしめん」と「立ち飲み」という全国的にレアな特徴をふたつも併せ持つ在来線ホームにあると言えるかもしれません。

 ちなみに名古屋駅から新幹線に乗る場合、まず名古屋駅の在来線改札を乗車券だけで入って、在来線ホームで楽しんだのち、乗り換え改札を通って新幹線ホームへ行くこともできます。

 筆者が在来線ホームの立ち食い店をはしごした際、客は自分を含めおじさんばかり。しかしホームから通路に降りると立ち飲み形態のスターバックスがあり、そこは若い女性ばかり。棲み分けされている駅でした。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

4件のコメント

  1. わざわざ入場券を買ってまで食事しにくる人も多いと聞いたことあります。

  2. 新幹線のホームのきしめん屋はいつものびている。あんなものなのか?名古屋駅の地下街にあるきしめん屋のものはこしがあってうまかった。全国にきしめんを食べた事があると言う人達の多くはこの新幹線のホームのものを連想するのではないか。どうぞイメージアップのためにも御一考をpねがいします。

  3. 「愛知以外にも似た料理はあります」って、おいおい……。
    大阪も、普通にどて焼きありますが?
    ちょっと勉強不足ではないですか?

    • > 大阪も、普通にどて焼きありますが?

      「どて焼き」じゃなくて「どて煮」ですよ。
      勉強不足じゃないですか?