世界初 低ソニックブーム設計の超音速試験機、飛行成功 JAXA

気球で浮上し高度30.5kmで分離

 今回のスウェーデンで行われた飛行試験では、超音速試験機がブーム計測システム(BMS)上空を正常に超音速飛行し、試験機から発生したソニックブームが複数のマイクロホンで計測されていることを確認したそうです。BMSとは「小型気球を用いて、空中に複数のマイクロホンを係留することで、地上付近の大気乱流の影響を受けないソニックブームを計測できるシステム」とのこと。

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「D-SEND#2」の試験シーケンス(画像出典:JAXA)。

 試験では、高度30.5kmで気球から超音速試験機を分離。試験機は落下によって超音速に達し、計測時の試験機の速度はマッハ1.39。正常に飛行し、安全に着地したといいます。

 この実証の詳細についてJAXAは、解析が終了し次第発表するとしています。

【了】

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