【今日は何の日?】大勢の復員兵が肥薩線で落命

8月22日、大勢の復員兵が肥薩線のトンネル内で亡くなりました。

 1945(昭和20)年の8月22日。肥薩線の吉松駅(鹿児島県)から真幸駅(宮崎県)方面へ向かっていた列車が坂道を登り切れず、山神第二トンネル内で立ち往生してしまいます。

 蒸気機関車けん引の列車です。トンネル内にはその煙が充満。それから逃れようとした乗客たちが線路上を歩いて列車後方、トンネル外へ避難し始めます。

 しかしそのとき、列車も煙から逃れようと後退を開始。煙が立ちこめ、照明も無い線路を歩いていた乗客たちは、バックしてくる列車に気づくのが遅れ、列車に次々とひかれてしまいました。

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JR肥薩線の八代~人吉間は球磨川沿いを走る(画像:JR九州)。

 およそ50人が命を落としたこの事故。列車にはやっとの思いで日本へ戻った、大勢の復員兵が乗車していました。

【了】

【線路のすぐそばに立つ慰霊碑】

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コメント

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1件のコメント

  1. 昭和20年の8月22日なんて、外地からの復員なんてはじまってないから、普通に国内にいた兵士の復員でしょう。「やっとの思いで日本に帰った」なんて考証考察雑すぎませんか。
    外地からの復員始まるの昭和20年の10月からですよ。