コンビニで航空券購入可能に ファミマとジェットスター、その意図は
ジェットスター・ジャパンの国内線、および国際線航空券が、全国のファミリーマート店舗で予約・購入できるようになります。その狙いはどこにあるのでしょうか。
コンビニでの予約・決済は日本の航空会社で唯一
コンビニ大手のファミリーマートとLCCのジェットスター・ジャパンは2015年10月27日(火)、全国のファミリーマート店舗に設置されているマルチメディア端末「Famiポート」でジェットスターの国内線、および国際線航空券を販売するサービスを、11月10日(火)より開始すると発表しました。
「Famiポート」は現在、全国の約1万1500店舗に設置。このサービスにより、「Famiポート」で航空券を予約し、そのままレジで現金決済したり、「ファミマTカード」を使ったクレジット決済も可能になります。
「クレジットカードを持っていないため航空券を買えないという声がありました」(ジェットスター・ジャパン 片岡 優代表取締役会長)
片岡会長は、10月27日に行ったファミリーマートとの提携発表会でこのように話し、現金での決済手段を設けることで「インターネットが苦手なシニア層や、クレジットカードを持っていない層」を取り込み、「ますますLCCが身近なものになる」と、その考えを述べました。
また、ファミリーマートの中山 勇代表取締役社長は発表会で、「コンビニは飽和しているともいわれるが、新たなサービスを提供することでさらなる成長ができる」と話します。
ジェットスターによると、同社がコンビニで航空券の予約・決済ができる唯一の航空会社とのこと。片山会長は「これによってお客さまの利便性は更に高まると確信している」とコメントしています。
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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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