首都高湾岸線、渋滞緩和なるか 東京港トンネル一般部開通へ

まず西行きから、まもなく開通か

 国土交通省関東地方整備局・川崎国道事務局によると、「海側(西行き)の開通が2015年度中、山側(東行き)は2018年度中の予定」とのこと。つまり西行きは今年3月までに開通予定です。

 ただ現場を見ると、今年度中の開通は難しく思え、首都高側の予定を見ても、1~2年遅れるのではと推測されますが、国交省は「2015年度中開通予定」を変えていません。

 いずれにせよ国道357号の東京港トンネル部分は3年間、西行きのみの国道となる予定で、過去にこういった例があるかは不明ですが、極めて異例であることは確かです。

「行きはタダで行けたのに、帰りは首都高に乗らなきゃいけないのか」と戸惑うドライバーもいるでしょう。しかし、首都高湾岸線の渋滞が激しいのは断然、西行きです。その西行きだけでも先行して並行する国道を開通させるのは、渋滞緩和の面からは大歓迎なのです。

 この4月からは首都高の最低料金が320円に値下げされますし、東京ゲートブリッジに迂回することも可能なので、3年間は我慢していただきたいところです。

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コメント

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6件のコメント

  1. 東京港トンネルの必要性は田舎者の私でもはっきり解りますが、台場・有明地区の立体整備の必要性はとんと理解できません。
    片側3車線の湾岸線の側動が2車線もあるんだから、既に十二分でしょ?

    大体ゲートブリッジは何の為に造ったの?
    観光目的ですか?

    他にお金をかけるべき道路はいくらでもあると思います。

    • その通りですね。
      台場や有明地区の立体整備よりも多摩地区の調布保谷線の整備や千葉市内の渋滞緩和を目的にする圏央道(Кэн-о Шоссе)大栄JCT~松尾横芝ICの開通及び東側区間の4車線化、上信越自動車道や舞鶴若狭道の4車線化などそっちの整備が必要なように感じます。
      特に舞鶴若狭道の4車線化は中国道の宝塚トンネルの渋滞を緩和するのに効果があり、山陽道の混雑緩和にも役立てるでしょう。
      ましてや中央環状品川線が開通し、湾岸線の混雑は大幅に減っているからそちらをやるべきではないかと思います。

    • 同意。
      首都高+立体部+側道!?⁉ 2車線あれば側道でなく普通に一般道です。充分です。トンネルは必要でしょうけど、立体部は不要。不足なら一般道部の車線増を。

      浮いたカネで圏央道や上信道などの片側1車線区間すなわちボトルネックを解消する方が、道路「ネットワーク」の機能向上策として妥当と思いますけどね。地代の高いところに必要以上のもの作るよりも同じ予算で効果高いんじゃない?

  2. R357の江戸川区~浦安市を結ぶ舞浜大橋は先に東行き(上流側)が開通して,対面通行でした。同じようになるんでしょうかね。東京港前後の首都高が掘割なので,R357西~東線の連絡道路もできず,同じ方式はできないでしょうが。首都高の設計成果品の情報開示したらどうでしょうか。

  3. 一部開通へ

    って書いてますけど、開通するプレスリリースとか確認したんですか?

  4. 観光目的ではありません、将来第二湾岸となります。
    第二湾岸で検索。