ガソリンなど車内持込禁止へ 東海道新幹線の事件受け 大量のヘアスプレーもNG
ヘアスプレー、スポーツ用スプレーも今後は制限
現在、酒類や化粧品類、医薬品、ライター、キャンプ用の固形燃料は3キロ以内まで持ち込み可能です。しかし今後は2リットル、もしくは2キログラム以内までに変更されます(重量は容器、荷造り分を含む。以下も同様)。
ヘアスプレーや防水スプレー、スポーツ用冷却スプレー、またカセットボンベ用カセットガスについては特に規定がありませんでしたが、これからは同じく2リットル、もしくは2キログラム以内までです。
10キロ以内まで持ち込めたペンキも今後、2リットル、もしくは2キログラム以内までになります。業者から購入するようなLPガスは引き続き、持ち込めません。
東海道新幹線を運行するJR東海によると、手回り品のルールについては国鉄が昭和30年代に定めたものがJR化後も引き継がれたとのこと。危険性に対する認識、世相の違いなどから当時はそのようなルールが決められましたが、時代が移っても特にそれを変えるきっかけがなかったことから、現在までそれが続いてきた形です。
なお鉄道各社は、持ち込めるものでも中身がかんたんに漏れ出ないよう、適切に保護することを呼びかけています。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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