新幹線初の客室常時録画スタート 今後、新幹線の標準仕様に?

新幹線車両で初めて、客室内の常時録画が始まりました。いま、様々な改良が加えられている新幹線の防犯カメラシステム。「客室内常時録画」は今後、新幹線のスタンダードになるかもしれません。

オリンピックが控えるなか

 JR東海が2016年2月23日(火)、全国の新幹線で初めて、客室内を防犯カメラで常時録画する車両の運行を新大阪7時37分発、東京10時13分着の「のぞみ212号」から開始しました。

 昨年6月30日、神奈川県内を走行中の「のぞみ225号」車内で男性が放火、焼身自殺を図り、その男性と女性1名が死亡する事件が発生したことなどを受け、「セキュリティ強化と犯罪抑止」を目的に開始されたものです。ただJR東海によると、事件前から客室内へ防犯カメラを設置する計画は存在していたとのこと。事件により、その“優先順位”が早くなった形といいます。

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客室内へ設置された防犯カメラ。その常時録画は新幹線で初(写真出典:JR東海)。

 客室内の常時録画について、現在はまだ1編成のみでの実施ですが、2017年度末にはJR東海の新幹線車両のうち約9割で行われるようになる見込み。それをしない残り1割の車両は、同社から2019年度末までに引退する予定の700系車両(1999年登場)です。このため2020年度には、JR東海の新幹線車両すべてで客室内の常時録画が行われることになるかもしれません。

 こうした客室内の常時録画は2016年春から順次、北陸新幹線や東北・北海道新幹線などでも開始される予定。今年5月に「伊勢志摩サミット」、そして2020年には「東京オリンピック・パラリンピック」を控えるなか、「客室内常時録画」が新幹線の標準になっていきそうです。

 ちなみに鉄道車両への防犯カメラ設置も、2007(平成19)年7月に東海道・山陽新幹線へデビューしたJR東海のN700系がデッキ部などに備えたのが初です。

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