「海自の最新潜水艦」ついに海上試験が完了!新型エンジンを搭載 まもなく就役か?
日本海軍時代を含めて初の艦艇名。
海上試験で高速航行するレアショットも公開
防衛省・近畿中部防衛局は2025年2月21日、川崎重工業・神戸工場で建造中の海上自衛隊の潜水艦「らいげい」が、海上試験を完了したと発表しました。
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「らいげい」は、たいげい型潜水艦の4番艦で、2023年10月17日に進水。基準排水量は約3000トン、主機関にディーゼルエンジンとリチウムイオン電池を組み合わせたディーゼル電気推進を採用しています。この「らいげい」からパワーアップした新型のメインエンジンが搭載されました。
なお、「らいげい」は漢字では「雷鯨」と表記され、旧日本海軍時代を含めて初の艦艇名です。
たいげい型の外観は前級のそうりゅう型潜水艦とほぼ同じですが、探知能力や静粛性が向上しており、建造時から女性自衛官の乗務を想定した設備を備えています。
「らいげい」の海上試験は2024年8月に開始されており、推進性能や潜航性能など各種の機能や性能が、海上自衛隊の要求どおりに仕上がっていることが確認されたとしています。今後は2025年3月に就役する見込みです。
現時点では、セイルに艦番号「516」、船体後方に艦名が白い文字で書かれていますが、これらは本格運用前に消去されます。
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