「マイナ免許証」なんだかんだ8日間で約12万人が所持! しかし「うっかりするとヤバイ」リスクも浮彫りに!?

「マイナ免許証」の運用開始から8日間で、約12万人が所持したことが警察庁の発表でわかりました。ただ多くはマイナ免許証への1本化ではなく、既存の免許証との2枚持ちを選択。1本化にリスクを感じていることも浮き彫りになりました。

カード再発行の期間を考えると…

 2025年3月24日から運用が始まった「マイナ免許証」について、警察庁交通局が4月3日、交付状況の速報を公表しました。3月24日から同月末日までの8日間で、マイナ免許証の所持者は全国で11万7589人に上っています。

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マイナ免許証なら、取締り時の免許提示もマイナンバーカードで可能に。写真はイメージ(画像:PIXTA)。

 マイナ免許証は、マイナンバーカードに免許証情報を登録して、従来の免許証を破棄する1本化と、マイナ免許証と従来免許証の2枚持ちを選択できます。その内訳は次の通り。

・マイナ免許証のみ=4万4543人

・マイナ免許証と免許証の2枚所持=7万3046人

 約6割の人が“2枚持ち”を選択しています。従来の免許証とマイナ免許証を比較した場合、取得・更新時の手数料は、本体をマイナンバーカードと兼用する分だけマイナ免許証のほうが安く設定されていますが、両方を持つ場合は、新規も更新時も次のように手数料が高くなります。(新規取得/更新時)

・両方持ち=2450円/2950円

・従来の免許証=2350円/2850円

・マイナ免許証=1550円/2100円

 2枚持ちを選択した東京都在住の人は、こんな理由を挙げました。

「マイナ免許証だけでもいいとも思うが、マイナンバーカードの発行は時間がかかると聞いている。免許証がないと運転できなので、なくしたときなどを考えて2枚持ちにした。まだ始まったばかりでいろいろあるかもしれない」

 地方自治体によっても違いますが、総務省住民制度課は「マイナンバーカードの再発行には、3週間から1か月が必要」(マイナンバー制度支援室)と話しています。

 マイナ免許証に切り替えた場合でも、従来の運転免許と同じように、運転時にマイナンバーカードを携帯している必要があります。そのためマイナ免許証に切り替えた後でも、スマホのスクショなどを免許証携帯のかわりにすることはできません。また、マイナ免許証発行時に、記録された情報を確かめるため「免許情報記録確認書」が交付されますが、これも免許証の代用にはならないので注意が必要です。

「マイナカードの紛失などによって、すぐに免許証が必要な場合は、運転免許センターなどで従来の免許証を再発行してもらう必要があります」(警察庁運転免許課)

 ただ、マイナンバーカードの携帯に慣れている人にとっては、免許証を余分に持ち歩く必要がないので、便利な1枚です。マイナ免許証への切替は新規取得時や更新時期でなくとも、いつでも可能です。

 マイナ免許証がスタンダードになっていくのは、マイナンバーカードそのものの使い勝手にかかっている、と思われます。

【お前誰だ!】なんか違和感ある「マイナ免許証キャラクター」(画像)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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