ANAの新就航地「イスタンブール」どんな場所? 実は「日本人にとっては欧州近郊最強クラス旅行地」になり得るワケ
ANAが2025年2月より、新路線「羽田~イスタンブール(トルコ)線」を開設しています。イスタンブールへは、日本の航空会社としては初の定期便就航地となるとのことです。どのような特徴がある場所なのでしょうか。実際に行ってみました。
きれい&ウマい&親日&円が強い!
ANA(全日空)が2025年2月より、新路線「羽田~イスタンブール(トルコ)線」を開設しています。イスタンブールへは、日本の航空会社としては初の定期便就航地となるとのことです。どのような特徴がある場所なのでしょうか。

イスタンブールは、世界で唯一アジアとヨーロッパの二大陸に跨がって位置する都市です。そうしたことからイスタンブール空港は世界中の海外旅行者にとっても「乗り継ぎの拠点」となっているほか、都市自体も、その特殊な立地上、さまざまな文化が混ざりあった独特の景観を持っています。
観光名所の代表的なものは、「世界一美しいモスク(イスラム教の礼拝堂)」とも称されるブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャーミィ)。ビザンツ建築の最高傑とも称されるアヤ・ソフィア、イスタンブールの市街を360度見渡せるガラタ塔などです。
また、トルコはイスラム教の影響で猫に優しくする文化を有していることから多くの猫がおり、「猫の都」とも呼ばれています。また、動物を保護する法律が厳しく制定されていることから、野良犬も多く、道路のど真ん中でスヤスヤと寝ている光景を見ることも日常茶飯事です。そうしたことから動物好きにとっても魅力的な都市ということができるでしょう。
食事面も魅力です。フランス料理、中華料理と並び、トルコ料理は世界三大料理の1つに数えられています。名物は日本人にもおなじみ「ケバブ」や「サバサンド」。このほかにも、ムール貝のピラフ詰め、トルコ版水餃子「マントゥ」などが名物。デザート類も「トルコアイス」をはじめ、伝統的な焼き菓子「バクラヴァ」などがあり、異国感もありながら、日本人の舌に合いやすいメニューが多く揃っています。味付けのバラエティが豊かで、ヨーロッパの食事が大の苦手な筆者でも、イスタンブールの食事は飽きずに楽しむことができました。
またトルコは、1890年に日本の近くで軍艦「エルトゥールル号」が遭難した際、日本人が救援を行ったことなどから、親日感情が高いことも特徴です。ローカルショッピングモール「グランドバザール」などで声を掛けてくる現地の方も、他のヨーロッパ国と異なり、一発で「日本人?」と気づき、もてなしてくれることが多いのもポイントです。また治安面においても周辺国と比べると、比較的安全であることも特徴と感じました。
さらに、日本人が海外旅行するにあたり、大きなネックとなっているのが為替です。「円安」といわれるなか、トルコの通貨「リラ」はドルやユーロに比べてこの影響が少ないことが特徴とされています。こうした意味でも、現状においては、欧米よりは”行きやすい”状況にあるといえるでしょう。
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