「日本から“まる2日”かけて中国へ行けるフェリー」復活! 5年半ぶり旅客輸送“新造船”で再開 唯一の日中国際航路

日中国際フェリーは2025年6月19日、関西と中国・上海を結ぶフェリーの旅客輸送を5年半ぶりに再開すると発表しました。

唯一の日中フェリー5年半ぶりの旅客再開

 日中国際フェリーは2025年6月19日、関西と中国・上海を結ぶフェリーの旅客輸送を5年半ぶりに再開すると発表しました。

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旅客輸送を行う新造船「鑑真号」(画像:日中国際フェリー)。

 この航路は日中間を結ぶ唯一の国際フェリーです。新型コロナウイルスが流行し始めた2020年1月から旅客輸送を中断していました。今回の再開は、大幅に遅延していた上海側の旅客ターミナルビルの改装工事が完了したことを受けてのことだそうです。

 週1便の運航で、日本側の発着地は「大阪」と「神戸」で交互に変わります。大阪または神戸へ毎週月曜の朝に入港。火曜朝から出国旅客の出国手続きと乗船を行い、11時30分に出港します。所要時間は日によって変わりますが、おおよそ、まる2日(48時間前後)です。

 旅客運航に使用される船舶は、2024年に就航した新造船「鑑真号」です。従来の「新鑑真」は貨物輸送専用となります。日中国際フェリーは、「船内設備も充実した新造船を投入しましたので、皆様のご利用をお待ちしております」としています。

 客室は5タイプあり、運賃は大部屋の和室で片道2万5000円から(燃油サーチャージ、観光税別途)。学生は割引されます。

 旅客輸送の再開は6月28日の上海発便からですが、再開直後の4航海は「確認航海」として実施されるため、一般旅客が乗れるのは7月12日(土)上海発からとなります。予約については、同社ホームページの予約サイトが近日中に利用できる見込みだそうです。

【ああ快適そう…】これが「中国まで2日を過ごす」新造フェリーです(画像)

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