新たな高速船「金波銀波」7月就航!「遊び心満載の非日常体験」乗船時から提供 熱海発着で運航
熱海~初島航路に、新高速船「金波銀波」が就航します。
熱海~初島航路に就航
富士急マリンリゾートは2025年6月23日、静岡県の熱海~初島航路で7月から新高速船「金波銀波(きんぱぎんぱ)」を運航すると発表しました。

コンセプトは「船まるごと初島」。初島に渡るための単なる移動手段ではなく、船そのものが初島の一部であると捉え、乗船時から遊び心満載の非日常体験を提供するといいます。
船のデザインは、JR西日本グループの高速船「SEA SPICA」や273系電車の特急「やくも」、2024年2月に箱根・芦ノ湖で就航した富士急グループの「箱根遊船 SORAKAZE」を手がけた川西康之さんによるものです。
船内は地階から3階までの4層。1階前方に位置する特別室「金富士」は、大きな窓越しに大海原を一望でき、初島から熱海港への航海中には富士山も見えます。
2階の遊歩デッキは竹馬風ベンチがある公園のような空間です。このほか人工芝の広場や富士山型の背もたれを備えたボックスシートで波しぶきを間近に感じたり、半個室風スペースで家族と過ごすことも可能です。
富士急マリンリゾートによると、「金波銀波」は、1993年就航の既存船「イルドバカンス三世号」を大幅改装し、まったく新しい船として誕生するといいます。
全長44m、全幅8.2m、総トン数292トン、速力18.6ノット(約33.5km/h)、定員約630人。就航は7月12日(土)。熱海~初島間の所要時間は約30分。往復乗船料は、大人2900円・小学生1450円。特別室「金富士」は4000円です(最大8人まで利用可)。
なお、就航にあわせて熱海~初島航路は「初島リゾートライン」に名称を刷新するといいます。
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