護衛艦に搭載する「超スゴい兵器」いよいよ試作へ レーザーで目標を無力化! 弾薬の補給も必要なし
弾薬の補給も必要ない「ゲーム・チェンジャー」だとか。
「艦載用レーザシステム」研究試作に着手へ
防衛装備庁は2025年7月11日、「艦載用レーザシステムの研究試作」という業務の契約希望者募集要領を公示しました。

この「艦載用レーザシステム」は、無人機などの新たな脅威に対し、物理的な破壊を伴わない、光学センサ妨害などの「ソフトキル」能力を持つ新兵器として、今年度から研究試作が開始されるものです。
近年は無人機が著しく発展しており、偵察用途だけでなく、自爆攻撃が可能な機体も開発されています。また、大量の無人機が連携しながら攻撃を行う「ドローン・スウォーム攻撃」が将来の脅威となる見込みです。無人機は比較的安価なため、従来の誘導弾などで迎撃した場合、費用対効果が悪くなるという課題があります。
この新兵器は、レーザー光を目標に照射して無力化します。レーザーを連続で発射し続けることができるため、無人機が多数飛来した場合でも対処可能となります。電力の供給は必要ですが、弾薬の供給は必要ありません。
防衛省は「高出力レーザーは、誘導弾と比較して1回あたりの対処コストが劇的に低下する」とした上で、「数多く飛来する小型無人機といった脅威に対して、ゲーム・チェンジャーとなり得る」としています。
今後は、2025年度から2029年度まで研究試作を実施する予定。2027年度から2030年度まで試験を実施し、成果を検証するとしています。
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