諸元表「小田急電鉄 70000形電車『GSE』」

小田急電鉄の新型ロマンスカー70000形「GSE」。「VSE」以来の前面展望席や連接台車をやめて通常の台車方式にしたのが仕様上の特徴ですが、実際にどのような仕様で開発され、どのくらいの性能を持っているのでしょうか。おもな諸元を紹介します。

前面展望装置を設置しつつ連接台車採用せず

 小田急電鉄の新しい特急ロマンスカー70000形電車「GSE」が2018年3月17日(土)にデビューしました。運転台越しではない本格的な前面展望室を採用しつつ、連接台車を採用した「LSE」や「VSE」と異なり通常の台車方式を採用しているのが特徴です。

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小田急線に導入された70000形「GSE」(2018年2月、恵 知仁撮影)。

主要諸元(70000形70051編成)

●編成・記号番号
クハ70051(Tc1):7号車 電動空気圧縮機
デハ70001(M1):6号車 モーター・集電装置・制御装置
デハ70101(M2):5号車 モーター・補助電源装置
サハ70151(T):4号車 パンタグラフ・車販準備室
デハ70201(M3):3号車 モーター・補助電源装置
デハ70301(M4):2号車 モーター・集電装置・制御装置
クハ70351(Tc2)1号車 電動空気圧縮機
※7号車=新宿方
※1号車=小田原・箱根湯本方

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70000形の編成図(画像:小田急電鉄)。

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Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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