【空から撮った鉄道】ひたちなか海浜鉄道で一風変わった空撮を撮る

ひたちなか海浜鉄道は茨城県ひたちなか市の勝田駅と阿字ヶ浦駅を結ぶ、非電化の第三セクター鉄道です。縁あってこの鉄道会社の応援団の人たちと交流を持ち、何度か訪れています。今回は同鉄道での2回の撮影エピソードをお届けします。

チャリティー写真展がきっかけで、応援団と知り合いに

 ひたちなか海浜鉄道湊線は、茨城交通から再出発した第三セクター鉄道。全線非電化の単線で、距離は短いながらも、住宅地、田園地帯、ちょっとした峠、一瞬見える太平洋と、車窓は風光明媚です。

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太平洋を背景に、磯崎~平磯間を走るキハ205の勝田行き。キハ205は元国鉄キハ20 522で、JR西日本~水島臨海鉄道を経て1996(平成8)年2月にひたちなか海浜鉄道に入線。同年8月にワンマン化改造を行い、その後、国鉄一般形気動車色に塗り替えられた(2012年5月17日、吉永陽一撮影)。

 とりわけ鉄道ファンにとってはキハ20形が現役で走る路線として有名で、数年前までは元・留萠鉄道キハ2000形や、元・羽幌炭礦鉄道キハ22形の古参も走っていました。現在はJR東海の旧名松線などで使用されたキハ11形を導入して車両の新陳代謝が行われ、観光地が点在するロケーションもあって元気に活躍しています。

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中根駅から金上駅へ向かう途中、一本桜の脇を通り過ぎたところ(2012年5月17日、吉永陽一撮影)。

 わたしが、湊線の応援団の方々との交流を始めたのは8年前に遡ります。2011(平成23)年3月11日(金)の東日本大震災では湊線も甚大な被害を受けてしまいました。プロ写真家や有志などが集まり、東北の鉄道応援チャリティー写真展が山形鉄道、会津鉄道の順で開催され、その第3回目はひたちなか海浜鉄道が開催地となったのです。私はこのチャリティー写真展に参加し、そこで「おらが湊鐵道応援団」の皆様に大変お世話になりました。

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Writer: 吉永陽一(写真作家)

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。

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