西武の新特急車両001系「ラビュー」が最優秀車両に 鉄道友の会2020年ブルーリボン賞

西武では50年ぶり2度目の受賞!

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ブルーリボン賞に選ばれた西武鉄道の001系電車「ラビュー」(2020年2月、伊藤真悟撮影)。

 鉄道趣味団体「鉄道友の会」が2020年6月5日(金)、「ブルーリボン賞」と「ローレル賞」を発表。2020年のブルーリボン賞は、西武鉄道の新型特急車両である001系電車「ラビュー(Laview)」を選定しました。

 同車両は、10000系電車「ニューレッドアロー」から25年ぶりに投入された新型の特急用車両です。「Luxury(贅沢)」な「Living(リビング)」のような空間、「Arrow(矢)」のような速達性、大きな窓から移りゆく「View(眺望)」のコンセプトから「Laview」の愛称が付いています。

 次代の西武鉄道を担うフラッグシップトレインとして、2019年3月16日にデビュー。現在は池袋線、西武秩父線、狭山線で、特急「ちちぶ」「むさし」「ドーム」として運転されています。

 ブルーリボン賞とローレル賞は、鉄道友の会が毎年1回、前年に日本国内で営業運転を始めた新型車両や改造車両のなかから選定する賞です。このうちブルーリボン賞は、鉄道友の会の会員の投票結果に基づき、選考委員会が審議して最優秀と認めた車両が選ばれます。

 鉄道友の会は西武の001系について「スタイリッシュで特徴的な外観デザイン、良質な雰囲気を備えつつ機能性の充実やバリアフリーの促進が図られた客室・設備のほか、最新水準の機器類の積極採用による省保守性や信頼性の向上、環境負荷の低減など、現代の鉄道車両として完成度が極めて高く魅力あふれる車両にまとめられています」とし、これらを評価してブルーリボン賞に選定したとしています。

 西武鉄道の車両がブルーリボン賞に選ばれたのは、1970(昭和45)年受賞の初代特急用車両である5000系電車「レッドアロー」以来50年ぶり2度目です。

 なお、ローレル賞には、JR四国の2700系特急形ディーゼルカーが選ばれています。

【了】

【写真】4編成の「ラビュー」がニコニコ笑顔で集結!

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1件のコメント

  1. 豚声聞きながら秩父へ行くより、秩鐵で行こう!。