近鉄の新型特急「ひのとり」に乗ってみた「気兼ねなくリクライニング」に一喜一憂の旅

近鉄の新特急列車「ひのとり」先頭車プレミアム車両に、大阪難波から近鉄名古屋まで乗車。車内にコーヒーマシンがあったり、それでちょっとしたトラブルがあったり、車内放送が楽しかったり、気兼ねなくリクライニングに一喜一憂したり。

近鉄特急「ひのとり」 独特の文化にニヤリ

 近鉄が2020年3月、新たに名阪特急で運転を開始した列車「ひのとり」。デビューから約3か月が過ぎた2020年6月の土曜日、大阪難波から近鉄名古屋まで、その旅を体験しました。

Large 20200627 01

拡大画像

大阪難波駅へ入線した近鉄特急「ひのとり」(2020年6月、恵 知仁撮影)。

 乗車したのは、大阪難波発16時00分の「ひのとり」16列車。長らく国鉄・JR沿線で暮らしてきた私は、「16号」じゃないところに心が躍ります。

Large 20200627 02

拡大画像

車両側面の案内にも「ひのとり」16列車の表示(2020年6月、恵 知仁撮影)。

 席は近鉄名古屋方の先頭1号車、プレミアム車両です。定員21名のうち、6割ほどの乗車率だったでしょうか。そして、その3分の1強ぐらいが鉄道ファンらしき人たち。“ポイント”で写真を撮っていたりするので、なんとなく同類として通じ合えるものです。

「特急『ひのとり』016(ゼロイチロク)列車です」

 そんな肉声の車内放送にニヤニヤしながら、特急「ひのとり」80000系電車は動き出します。

Large 20200627 03

拡大画像

近鉄特急「ひのとり」プレミアム車両(2020年6月、恵 知仁撮影)。

残り1725文字

この続きは有料会員登録をすると読むことができます。

2週間無料で登録する

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

最新記事

コメント