天井が「星空」になる電車 伊豆急「リゾート21」の「ロイヤルボックス」

伊豆急線に、天井がプラネタリウムのような星空になる電車があります。2100系電車「リゾート21」に用意されている「ロイヤルボックス」です。照明学会の賞も獲得。向きを真横に向けられる座席もポイントです。

かつては天井が「海底」になるものも

 伊豆急には、天井が星空になる車両があります。2100系電車「リゾート21」に用意されている「ロイヤルボックス」です。天井に光ファイバーが備えられ、トンネル内で星空などを映し出す演出が行われます。

「星空」の操作は、「ロイヤルボックス」内のカウンター、運転台から可能。1990(平成2)年に登場し、現在までに1回「星空」のリニューアルを実施。それぞれ、社団法人照明学会から賞を貰っているそうです。

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伊豆急「リゾート21」の「ロイヤルボックス」(2020年7月、恵 知仁撮影)。

「ロイヤルボックス」は、JRだとグリーン車に相当する車両で、座席は1人+2人のゆったりした配置。通路を挟んで向かい合わせにしたり、海側へ向きを変え、東伊豆海岸線の車窓を堪能したりできます。

 座席にはボタンがあります。かつて客室乗務員がいたなごりで、呼び出してコーヒーなどが注文できました。また座席にはゴミ箱も用意され、海外の鉄道車両のようです。

「ロイヤルボックス」は、かつて「星空」ではなく「海底」の演出が行われる車両もありましたが、現在は1990(平成2)年に2100系電車「リゾート21」の4次車(いまは「黒船電車」として走行中)として登場した「星空」の「ロイヤルボックス」のみ運用中。普段は列車に連結されませんが、イベントなどで登場することがあります。

【了】

【写真】電車の天井を実際に「星空」にした様子

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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