日産セレナが6代目へとフルモデルチェンジ!使い勝手は?走りは?進化したポイントをチェック〈PR〉

日産「セレナ」がフルモデルチェンジをして6代目となりました。「子どものいる家族のクルマ」を体現してきた同車の最新型は、どのようなポイントが進化しているのでしょうか、使い勝手や走りをチェックしてみました。

使い勝手最高! と叫びたくなるバックドアとラゲッジスペース

 家族でレジャーに出かける時には、ラゲッジの使い勝手が重要なポイントになります。そして、「セレナ」はバックドアが上下二分割で開閉できる「デュアルバックドア」仕様です。

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「セレナ」はデュアルバックドアを採用している(茂呂幸正撮影)。
「デュアルバックドア」は大きなバックドアの約半分の位置で開閉が可能というもの(茂呂幸正撮影)。
バックドアを全開にできないスペースなどでは「デュアルバックドア」が役に立つ(茂呂幸正撮影)。

 これは、壁や屋根があってバックドアを全開にできないような狭い場所でも、通常の1/2しか前後幅を取らない上半分だけを開けて荷物を出し入れできるのが大きな魅力です。しかも、手を伸ばせばラゲッジアンダーボックスにまで届くように進化したおかげで、買い物など日常のお出かけではほぼ、上半分の開閉だけでも事足りるのがありがたいところ。子どもが小さいうちは片手に抱っこしたり、手を繋いだりしたまま荷物を出し入れすることも多いため、これは本当にストレスなしです。

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小物の出し入れや転がりやすいものを扱うときは「デュアルバックドア」が重宝する(茂呂幸正撮影)。

 さらに、キャンプといったアウトドアレジャーなどの際には、3列目シートを格納すると大きな荷物もたくさん積むことが可能です。格納時の出っ張りが最小限で低い位置にあるので、運転する時に後方視界を邪魔することもなし。

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3列目シートを展開した状態でもある程度の積載は確保されているが…(茂呂幸正撮影)。
3列目シートを跳ね上げて格納すると、2列目シートまでの大きなラゲッジスペースが生まれた(茂呂幸正撮影)。
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「スマートマルチセンターシート」を最前部に配置すると、さらに長尺物の積載も可能になる(茂呂幸正撮影)。

スマートセンターマルチシートを前にスライドしておけば、26インチ自転車がラクラク積めるほか、ラゲッジアンダーボックスだけでも深さがあって大容量なので、ボールなど転がりやすい遊具や、見せたくない着替えや洗車道具などもバッチリ収納できます。

 加えて、アウトドアスポーツなどでもガンガン使いやすい、防水シート仕様が用意されているのも嬉しいところ。濡れたウェアやギアを積んでも汚れにくく掃除がラクなので、いつもきれいな車内を保てそうです。

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ラゲッジアンダーボックスは全車標準装備で、普段は使わないものを収納する場合などに良い(茂呂幸正撮影)。

ガソリンモデルならではの特長は?

 さて、今回お出かけしたのは2.0Lのガソリンモデルでした。もしそうと知らなければ、e-POWERと区別がつかないほど、発進から静かで軽やかに走ります。欲しいところでしっかりとパワーが引き出せて、加速と減速のコントロールも反応がよく、市街地のストップ&ゴーがとてもなめらかです。

 そして高速道路に入ると、合流までの短い走りにおいても、リニアで余裕たっぷりの加速を見せてくれました。ボディがしっかりと一体になっている感覚があり、安定感があるので安心してハンドルを握れます。ガソリンモデルにはパドルシフトが標準装備なので、ジャンクションなどでの減速も、無駄なく落ち着いた挙動が得られることに感心しました。

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今回の試乗車は2.0Lのガソリン車「ハイウェイスターV」。軽やかで静かな走行フィーリングを感じられた(茂呂幸正撮影)。

 実はこのガソリンエンジンは、型式は変わっていなくても、新コントロールバルブ採用の新世代CVTとの制御ロジックを大幅に進化させています。さらに、剛性が50%もアップした新開発の高性能サスペンションを装備し、「フェアレディZ」でも使われているステアリング方式をミニバンで初採用しています。それが、こうしたリニアでなめらかで安定感のある走りにつながっているのだと感じました。

新型「セレナ」は「家族のお出かけの悩み」にも着目

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大幅改良されたエンジン(MR20DD)を搭載している(茂呂幸正撮影)。

 新型「セレナ」は家族のお出かけで悩む人が多い、クルマ酔いにも着目し開発されました。嗅覚、視覚、ストレス軽減や体性感覚といったあらゆる角度から徹底的に科学し、クルマ酔いの原因を排除したといいます。苦手な人が多い新車臭が少ないことや、腹部への圧迫を軽減するシートベルトバックルなどに加えて、コントロールしやすいアクセル操作性やカックンブレーキにならないブレーキ操作性といったところも、クルマ酔い防止に貢献します。これらは乗り心地の良さ、運転しやすさや安心感にも効いており、静粛性もアップしているので、結果として家族全員が快適な走りとなっているのです。

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クルマ酔いを科学したという新型「セレナ」。日産の研究によるとクルマ酔いの原因は「嗅覚」「視覚刺激」「ストレス」「体性感覚」に原因があるとされており、あらゆるクルマ酔い対策が新型「セレナ」には盛り込まれている(茂呂幸正撮影)。

 これは、設定した速度内で前走車との車間距離を維持しつつ、車線の中央を走るようにアクセル、ブレーキ、ハンドル操作をアシストしてくれる、先進の安全運転支援システムです。日産はこの技術を先代「セレナ」にいち早く搭載しましたが、それも「家族のお出かけを少してもサポートしたい」という想いからだそうです。

 そして家族のお出かけとなると、1日たっぷり遊んだ帰り道の運転がツライ、という人も多いことでしょう。その点新型「セレナ」には、全車標準装備の「プロパイロット」がついています。

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「プロパイロット」は全車に搭載されるが、ナビに連動する機能を持つものはオプション装備。ハンズフリー運転が可能な「プロパイロット2.0」はe-POWER LUXIONのみの設定となる(茂呂幸正撮影)。

 トップグレードとなるLUXIONには、ハンズオフ機能がついた「プロパイロット2.0」が搭載されています。標準のプロパイロットも、NissanConnectに入るとナビリンク機能が使えるようになり、カーブやジャンクションなどをあらかじめ把握してくれて、スピードを出しすぎたりしないようにコントロールしてくれるという、とても頼もしい機能です。

 こうして見てくると、初代から脈々と受け継いできた「セレナらしさ」に加えて、さらに強く、進化した“家族への想い”がたくさん詰まっている新型「セレナ」。親も子どもも「また行こうね」と言いたくなる、そんなドライブができるはずです。

【了】

【画像】日産セレナのシートアレンジなどをたっぷり見る!

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