「ボディは日野、心臓は“スカニア”」のバス誕生へ 日野・三菱ふそう統合でバス市場に激震!? ふそうはディーゼルバス終了

トヨタとダイムラー・トラックによる日野自動車・三菱ふそうの経営統合計画について、公正取引委員会が審査結果を公表しました。特にバス市場では競争が著しく制限されるおそれがあるとして、様々な是正措置が求められました。

「独占」状態も…バス3分野で懸念

 トヨタ自動車とダイムラー・トラックが、傘下の日野自動車と三菱ふそうトラック・バスを経営統合させる計画について、2026年2月26日に公正取引委員会が審査結果を公表しました。日本のバス市場が大きく変わりそうです。

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スカニア製2階建てバス。JRバスなどで導入が進む(画像:写真AC)

 この計画では、トヨタとダイムラー・トラックが25%ずつ出資して新持株会社「ARCHION(アーチオン)」を設立し、日野と三菱ふそうをその完全子会社とします。

 公取委は、この統合によってトラック3分野、バス3分野の計6分野で競争環境がどう変わるかを審査。特にバス市場では、当事者グループが大きなシェアを占めることとなり、競争が実質的に制限されるおそれが強いと指摘し、「問題解決措置」を講じることとなりました。

 この問題解決措置に協力した形となったのが、当事者グループ外にあるスウェーデンのメーカー「スカニア」です。

 大型バス分野では、スカニアグループを有力な競争者とするため「スカニアが販売する大型観光バスの生産・販売・アフターサービスを支援」すること、そして「日野が開発するボディとスカニア製エンジン・シャシを用いたバスの製造を日野とA社の共同出資会社が受託」することを当事者グループが提案しました。

 A社はいすゞ自動車であり、日野との共同出資会社とはバス車体製造で国内最大手のジェイ・バスを指します。つまり、スカニアの心臓部に日野もしくはジェイ・バスのボディをまとったバスが誕生することとなります。

 日野自動車によると、数ある海外メーカーのなかでもスカニアが今回の問題解決措置を講ずる能力があるといい、アーチオングループとして協力をもとめた形だといいます。今回は大型トラックの分野でも、スカニア製車両の販売・アフターサービスを支援することを問題解決措置として提案しています。

 スカニアのバスは、日本では主に高速バスなどに使われる2階建て車両がシェアを拡げています。ただ、今回の内容以上の詳細については「準備中」とのことです。

【え…!】これが「廃止される三菱ふそうのバス」です(画像)

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