最大の自衛艦、本当のスゴさとは?『護衛艦 いずもをつくる』超特大モデルは驚きの再現度!〈PR〉

海上自衛隊における現用最大の護衛艦「いずも」を組み立てるパートワークマガジンが、デアゴスティーニ・ジャパンより創刊。実艦を取材したことのあるジャーナリストも「かなり取材して作っている」というビッグスケールの模型、どのような特徴があるのでしょうか。

全長約1000mm! 圧倒的サイズ感のミニチュア「いずも」

 海上自衛隊が運用する護衛艦のなかで元も大きいのが、ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」です。基準排水量1万9500トン、全長248mの船体は、第2次世界大戦で旧日本海軍が運用した空母「飛龍」(基準排水量1万7300トン、全長227.4m)を上回ります。

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週刊『護衛艦 いずもをつくる』創刊号の表紙(画像:デアゴスティーニ・ジャパン)

 ある意味、海上自衛隊を象徴する存在といっても過言ではない護衛艦「いずも」。それを250分の1というビッグスケールで余すところなく再現する、週刊『護衛艦 いずもをつくる』がデアゴスティーニ・ジャパンから創刊されました。

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アメリカ海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」(奥)と並走する護衛艦「いずも」(画像:海上自衛隊)

 船体は重厚なダイキャスト製で、水面下の構造も完全再現した、いわゆるフルハル設計。これにより全長は約1m、全高は約20cmと、模型としては圧倒的なボリュームを誇ります。

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女性が250分の1スケールの「いずも」を持ったところ。全長が約1mあるため、非常に大きい(乗りものニュース編集部撮影)

 日本における艦船模型の一般的なスケールというと、700分の1あるいは350分1です。しかし、デアゴスティーニはそれらよりも細かく、精密に再現可能な250分の1としました。このため、甲板や艦橋の灯火、エレベーターの昇降、スクリューの回転、アンカー(錨)の揚降など実艦さながらのギミックも満載。さらにスピーカーまで内蔵しており、ラッパや号笛の号令を聞けるほか、専用コントローラーの速力・操舵ダイヤルを操作すると、連動して操艦号令も流れるようになっています。

軍事ジャーナリストの目で見た「いずも」とは

 護衛艦「いずも」が就役したのは、2015(平成27)年3月25日のことで、実は運用が始まってから5年ほどしか経っていません。しかし海上自衛隊史上、最大の護衛艦として建造されたという点、そしてヘリコプターを始めとした各種航空機を効率よく運用できるよう、いわゆる「空母型」と呼ばれる艦形を採用していることなどから、自衛隊装備のなかでの知名度は圧倒的に高いといえるでしょう。

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護衛艦「いずも」の艦上構造物およびマスト(乗りものニュース編集物撮影)

 そのような特徴を持つ護衛艦「いずも」について、軍事ジャーナリストの竹内 修さんは次のように解説しています。

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LEDを点灯させたところ。部屋を暗くすれば夜間運用の情景を再現できる(乗りものニュース編集部撮影)

「そもそも『いずも』以前に建造された護衛艦は、砲やミサイル、魚雷といった兵装で敵の艦艇や航空機と戦いますが、『いずも』は搭載する航空機によって戦う護衛艦です。このため自衛用の最低限の兵装しか搭載していないことと、艦首から艦尾にかけて平坦な『全通飛行甲板』と呼ばれる甲板や、艦内の格納庫から航空機を飛行甲板まで移動させるエレベーターなど、多数の航空機を効率的に運用するためのデザインや機構を採用していることが特徴となっています」

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操艦気分が味わえる専用コントローラー(画像:デアゴスティーニ・ジャパン)

 また「いずも」はヘリコプター搭載護衛艦に分類されているため、「搭載するヘリコプターによる対潜水艦戦が主任務ではあるものの、船内に大きな格納庫を備え、さらに指揮通信機能や医療機能も充実していることから、災害派遣時の各種輸送や洋上司令部としての役割を果たすことも期待されています」とのことでした。

 実物の「いずも」に乗ったことがある竹内さんに『護衛艦 いずもをつくる』を見てもらったところ、次のような感想が聞かれました。

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普段はまず見えない喫水線下の形状も詳細に再現されているデアゴスティーニの250分の1スケール「いずも」。写真はサイズ比較のために500mlのペットボトルを並べている(乗りものニュース撮影)

「これ、かなり取材をして作られたモデルですね。たとえば、進水したあとでは見ることができない、喫水線下の艦首部分やスクリューといった部分を再現しているところは驚きです」

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甲板上に様々なミニチュアモデルを並べることで、各種情景を再現できる(画像:デアゴスティーニ・ジャパン)

 全通甲板を備えた艦の模型は、甲板上に砲やミサイルランチャーを備えたものと比べて見た目がさっぱりしているため、模型マニアから作り甲斐や飾り甲斐に乏しいとの声も聞くことがあるそう。その点、デアゴスティーニ・ジャパンの『いずも』は、「格納庫内に航空機や車両を搭載したり、エレベーターに航空機を搭載したりといった、完成後に“遊べる”モデルであるため、ポイント高いと思います」ということでした。

「将来の姿」まで再現されているデアゴ版『いずも』

 また竹内さんは、近い将来、護衛艦「いずも」が軽空母のように使われるということにも言及していました。

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護衛艦「いずも」の艦内に設けられた「CIC」と呼ばれる戦闘指揮所(画像:海上自衛隊)

「『いずも』と同型艦の『かが』は、各種ヘリコプターだけでなく、陸上自衛隊やアメリカ軍などが運用する垂直離着陸輸送機のV-22「オスプレイ」も運用できることから、島嶼奪還作戦の洋上航空基地および司令部としての役割も期待されており、そのための訓練も行っています。また、航空自衛隊が導入するF-35のSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)型F-35Bを運用するための改修も開始されており、将来的には必要に応じて軽(小型)空母として運用される予定です」

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エレベーターはリモコンで昇降可能(画像:デアゴスティーニ・ジャパン)

 これらの特徴も、『護衛艦 いずもをつくる』の250分の1スケールモデルには反映されています。船内の格納庫・航空整備庫も緻密に再現されているほか、第2号の付録で同スケールのF-35B戦闘機、第3号の付録でV-22「オスプレイ」が付いてきます。

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付属する艦載装備品の数々。SH-60K哨戒ヘリコプターやUH-60J救難ヘリコプターに加えてF-35B戦闘機やV-22「オスプレイ」輸送機、MCH-101掃海輸送ヘリコプター、牽引車やクレーン車などまで用意されている(画像:デアゴスティーニ・ジャパン)

 毎号パーツを集めていくなかで、竹内さんが「いずも」のポイントとして挙げた「災害派遣時の各種輸送」「洋上司令部としての役割」「軽空母としての運用」まで、手元で再現できるというわけです。

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床や壁面などの細部まで再現された格納庫・航空整備庫。庫内のLED照明は白灯と赤灯の切り替えが可能(画像:デアゴスティーニ・ジャパン)

 また竹内さんは『護衛艦 いずもをつくる』について、模型本体以外の部分にも注目していました。前出のように「いずも」は海上自衛隊以外の航空機も運用可能な能力を有しており、その多用途性を再現できる「艦載装備コレクション」が用意されている点が面白いそうです。

 ほかにも、第1号に付属しているDVDについて、滅多に見る機会のない艦橋の様子や、実際に艦を指揮する艦長のインタビューが収録されているのは、一見の価値ありだといいます。

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創刊号から第12号まで購読すればもれなくもらえる「特製いずもロゴグッズ2点セット」のTシャツとキャップ(画像:デアゴスティーニ・ジャパン)

『護衛艦 いずもをつくる』は、創刊号から第12号までの購読で、「いずも」のロゴをデザインしたオリジナルTシャツとキャップの2点セットが全員にプレゼントされます。そして第5号と同時に、22冊分をひとつにまとめられる特製バインダーも発売するとのことです。

週刊『護衛艦 いずもをつくる』のスペシャル動画(映像:デアゴスティーニ・ジャパン)

 週刊『護衛艦 いずもをつくる』は、創刊号が特別価格499円、第2号以降が各1990円(いずれも税込み)。全110号の予定です。

●デアゴスティーニ・ジャパン
週刊『護衛艦 いずもをつくる』公式サイト
https://deagostini.jp/sn/izu/w/nn/

【了】

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