謎の「2階建てトンネル」をダンロップ「オールシーズン・マックスAS1」で探検!〈PR〉

タイヤ交換の季節が近づくと、昨今よく話題に上るのがオールシーズンタイヤ。今回はダンロップの新製品「オールシーズン・マックスAS1」を試すべく、こちらも昨今その存在が知られつつある「2階建てトンネル」へ行ってきました。

想像つく? 千葉の「2階建てトンネル」

「2階建てトンネルって、知ってますか?」

 今回のドライブは、そんな乗りものニュース編集部からの電話で始まりました。もともとは、新しいオールシーズンタイヤの試乗をしようということで、その目的地をどうしようかというのが発端です。そのなかで、「千葉房総の養老渓谷には、珍しい“2階建てトンネル”があるらしい」という話が出ました。

 正直、「2階建てトンネル」は初耳です。どうも、上り線と下り線が別々に2階建てになっているわけでもないよう。発案者からの説明も、なにやら雲をつかむようで要領を得ません。ならば、「実際にそこまで行って、どのようなところなのかを見てみよう」ということになったのです。

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ダンロップ初のオールシーズンタイヤ「オールシーズン・マックスAS1」は2019年10月1日発売(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 試乗の主眼は、この夏に発表されたばかりで、2019年10月1日発売というダンロップの新型タイヤ「オールシーズン・マックス AS1(エーエスワン)」。いま、最も注目度の高いオールシーズンタイヤの最新作です。「オールシーズン」と名乗るように、春夏だけでなく、冬の雪道にまで対応可能というのが最大の特徴。特に、「オールシーズン・マックス AS1」は、「スノーフレークマーク」がついているので、冬の高速道路での「冬用タイヤ規制」時も走行できるというのが嬉しいポイントです。

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山と雪の結晶が組み合わされた意匠の「スノーフレークマーク」付きで、高速道路の冬用タイヤ規制時も走行可能(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 雪道での性能は、公開されている公式動画を観ると、ブレーキ性能はサマータイヤより49%も高く、コーナリング性能も、サマータイヤとは比べ物にならないほどスタッドレスタイヤに近い印象です。

スタッドレスタイヤやサマータイヤと雪上ブレーキ性能を比較。コーナリング性能比較は本記事末尾を参照(動画:住友ゴム)。

 さらに、同社のサマータイヤよりも良好なロングライフ性能と、優れたウェットグリップ性能まで備えているのも売りのひとつ。13インチから18インチまで21サイズもラインナップしているので、幅広いクルマに装着することができます。

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1年に数回程度の雪が降るような地域こそ、考えたいのがオールシーズンタイヤ。東京都内での降雪による混乱は記憶に新しい(画像:住友ゴム)。

 ここ最近は、東京都心部でも数年に一度は数日の降雪があります。降るのはほんのわずかな雪でも、そのたびに街中が大混乱に陥ったのは記憶に新しいはず。坂を登れなくなるなど、行動不能になったクルマがあちこちに発生し、渋滞はひどくなり、事故も多発しました。あわててタイヤを買いに行っても、ショップ側もスタッドレスタイヤの供給が追いつきません。子どもの送り迎えや買い物もできず、困り果てた人も多かったはずです。そのようなときでも、オールシーズンタイヤであれば安心です。都市部などに住んでいる人にとって、1年を通した安全やコストを考えれば、オールシーズンタイヤは賢い選択のひとつとなるでしょう。

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「オールシーズン・マックスAS1」は、たとえばダンロップの「エナセーブEC204」といったサマータイヤより長く使えるライフ性能も特徴のひとつ(画像:住友ゴム)。

都心部から高速道路を経由してワインディングへ

 編集部のある都心部からドライブはスタート。発進&停止を繰り返す都心部での「オールシーズン・マックス AS1」のフィーリングは、普通の夏タイヤとまったく変わりません。ステアリングの手ごたえは切り始めから柔らかく、全体にソフトなもの。切る途中で重さが変わるような違和感もありません。ブレーキング時のクルマの挙動も安心感十分。ロードノイズは速度を上げるほどに、風切り音などにかき消される程度の音量。サマータイヤと比べて遜色ない静粛性の良さです。

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高速走行中もフィーリングはサマータイヤに遜色なし(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 千葉の房総半島までのアプローチは、湾岸道路とアクアラインという高速道路が主体となります。ここでの「オールシーズン・マックス AS1」の走行フィーリングも夏タイヤそのもの。直進走行の安定感はしっかりとしており、スタッドレスタイヤを夏に履いて走るような、ヨレた感じは一切ありません。しっかりと直進しつつも、路面の凹凸を上手にいなすため、乗り心地も好印象です。

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のどかな田舎道から養老渓谷のワインディングロードへ(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 高速道路を1時間ほど走って、木更津東ICを降りれば、ルートはのどかな田舎道に。とはいえ、養老渓谷は房総半島の中央にある山間部です。そこに向かう道は狭くクネクネとしていて、さらにアップダウンもそれなりにあるため、ドライバーは、あまりノンビリとしていられません。ハンドルを右に左に忙しく切り、アクセルとブレーキでコーナーへの進入速度を丁寧に調整します。そのようなシーンで「オールシーズン・マックス AS1」は、ドライバーの要求に応えてくるタイヤでした。過敏すぎず、鈍感すぎず、狙ったラインで走行することができました。また、わだちに遭遇しても、大きくハンドルを取られなかったのも気に入ったところです。ちなみに山間部に向かっていくと、すぐ横に線路があり、可愛らしい単線の鉄道が走る姿にも遭遇しました。

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小湊鐵道の踏切にて、レトロな車両と遭遇(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

「2階建てのトンネル」の秘密とは?

 都内の編集部を出発して、高速道路と田舎道、ワインディングを2時間弱走れば養老渓谷です。行ってみて気づいたのですが、養老渓谷はけっこう広いのですね。小湊鐡道の養老渓谷駅から南、養老川に沿って8kmほどにわたり、観光スポットが点在しています。

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養老渓谷沿いには遊歩道が整備されているところも。その見どころのひとつ、粟又の滝(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 そのようななかで、お目当ての「2階建てトンネル」は、養老渓谷駅より約2.4km、クルマで5分ほどの位置にありました。千葉県道81号から脇道にそれて、数十mにある「共栄・向山トンネル」です。県道から入る東側92mが「向山トンネル」、反対の西側23mが「共栄トンネル」。つまり、ふたつのトンネルがくっついたという珍しいトンネルだったのです。

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西側の共栄トンネル入口。ここだけ見れば、特に驚くような要素はない(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 トンネルの入口は、「小さいな」と思うだけで、ごく普通のもの。クルマ1台がようやく通れるという狭いトンネル内は、いわゆる「素掘りトンネル」という、掘ったままの岩肌がそのまま残っているもの。奥に入っていくと天井が高くなり、逆Uの字のようになっています。静かなトンネル内を徐行するときにも、サマータイヤと同等の静粛性能を備えた「オールシーズン・マックス AS1」だから、ロードノイズが耳障りにならないのが嬉しいところ。

 そして半分くらい進んだ先に見えたのが、目的の「2階建て」部分でした。なんと、上下にふたつのトンネルが見えます。ただし、上側部分は外へ開口しているだけで、道は下側に続いています。こんな景色は初めてです。トンネルを抜けた先にクルマを置いて、今度は徒歩でトンネルに戻ります。西側も入口は1つのトンネルで、それだけ見れば驚くようなものではありませんでした。

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上下にふたつのトンネルが掘られた「2階建てトンネル」。文字通り2階建て(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 徒歩でトンネルを歩けば、トンネル内が坂であることに気づきます。入口が低くて、中が高くなっています。これは反対の東側から入っても同じで、やはり上り坂です。トンネルの中央部が坂の頂上になっています。

 不思議だなと思っていたら、トンネルの入口近くに看板を発見しました。そこには「かつては普通の素掘りのトンネルで、西側の上の出口が使用されていましたが、昭和40年代に接続する道路への利便性をよくするため、トンネルの途中から道路を深く掘削して、下の出口が完成しました。完成後も上の出口は埋め戻されずに残ったことから、2つの出口ができたものです」とあります。なるほど、後から下向きのトンネルを追加したのに、古いトンネル出口を残したからこうなった、というわけです。

 不思議な場所は、やはり、実際に行ってみて確かめるのが、よく分かるし、楽しいということですね。遠くまで足を延ばした甲斐があるというもの。楽しいドライブとなりました。

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養老川にかかる橋の橋脚に台風の爪痕が残る(2019年10月2日、伊藤真悟撮影)。

 ちなみに養老渓谷観光のハイシーズンは、紅葉が楽しめる晩秋。つまり、これからです。取材に訪れた2019年10月上旬は、まだ夏の台風15号による災害の爪痕も残っていましたが、復興に向けて工事も順調に進んでいるように見えました。復興の応援もかねて、この秋は養老渓谷で「2階建てトンネル」と紅葉を楽しむのはいかがでしょうか。きっと、満足できるドライブになると思いますよ。

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ダンロップは×のついている路面についてスタッドレスタイヤかチェーンを使用するよう、○や△の路面でも安全運転を心がけるよう呼び掛けている(画像:住友ゴム)。

 なおダンロップは路面適合表のとおり、都市部近郊でも冬季に積雪路や凍結路を日常的に走行する場合は、スタッドレスタイヤを推奨しています。

 ドライ、ウェット、雪道も走行可能なダンロップ「オールシーズン・マックスAS1」は、都市部などに住んでいる人に、夏タイヤ選択のひとつとしておすすめしたいタイヤ。2019年10月1日発売、価格はオープン価格です。

スタッドレスタイヤやサマータイヤと、雪上コーナリング性能を比較(動画:住友ゴム)。

●ダンロップ「オールシーズン・マックスAS1」
https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/allseason/what.html

【了】

【写真】静寂の「2階建てトンネル」 ほか

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Writer: 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト)

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。

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