消えゆく国鉄185系特急形電車 夜の線路に追う〈PR〉

定期運用が2021年3月で終わる185系特急形電車は、特急「踊り子」などのほか「ホームライナー」としても活躍。夜の帳が降りたなか、家路を急ぐ「ホームライナー小田原」をキヤノン最新のミラーレスカメラ「EOS R6」で追いました。

40年にわたって首都圏の日常だった185系

 JR東日本の185系特急形電車が、2021年3月で定期運行を終える予定です。

 185系は国鉄時代の1981(昭和56)年1月、田町電車区へ配置され、まず急行「伊豆」や普通列車として運用をスタート。同年10月1日から、その代表的列車である特急「踊り子」として走り始めました。

 以降40年間にわたり、首都圏の日常で見られた185系の姿。しかしそれが日常なのは、あとわずかです。

 そこで今回、キヤノンが2020年8月に発売したばかりの最新ミラーレスカメラ「EOS R6」を使い、「185系の日常」を記録することにしました。

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キヤノン「EOS R6」。軽量でコンパクトなのも大きな特長で、重さは約598g(本体のみ)。

「EOS R6」は高速・高精度なAF、最高約20コマ/秒の高速連写(電子シャッター使用時)、最高8.0段の手ブレ補正(使用レンズによる)など、鉄道写真を撮影するのにピッタリなカメラです。さらに常用最高ISO感度が102400と、暗いところに強いことも特長のひとつ。そこで「夜の185系」を狙います。「EOS R6」の性能を活かして「夜に走行中の列車を止めて撮る」という難しい条件にチャレンジです。

家路を急ぐ「ホームライナー小田原」を

 家路を急ぐ人たちを乗せ、新宿駅を発車した「ホームライナー小田原21号」を狙います。レンズは超望遠ズームの「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」をチョイス。

 サーボAFにして、領域拡大AF(周囲)で185系の顔をとらえます。

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500mm、1/320、F7.1、ISO51200(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 ISO感度は、「EOS R6」の高感度性能を活かして51200に設定。夜で、遠くの駅や、列車のライト以外はほとんど光のない環境、超望遠500mmでF7.1という状況にもかかわらず、1/320のシャッターが切れます。列車は十分止まりました。

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500mm、1/320、F8、ISO51200(2020年12月、恵 知仁撮影)。
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500mm、1/320、F8、ISO51200(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 夜で、強い前照灯がこちらへ向いているという厳しい条件にもかかわらず、「EOS R6」はほぼ外すことなく、185系にピントを合わせ続けました。もちろんISO感度が高い分のノイズは乗りますが、あっけなく、日中の撮影と変わらず夜の写真が撮れてしまった「EOS R6」に驚きです。

 またこの写真、500mmの超望遠を手持ちで撮影しています。「EOS R6」「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」の軽さ、強力な手ぶれ補正の賜物です。ファインダー像も安定し、迫る列車をとらえ続けることも容易だったことを付け加えておきます。

夜をゆく列車たち

 一昔前ならそもそも撮影自体が困難な状況でも、驚くほど簡単に写真が撮れるので、次の185系を待つあいだ、「流し撮りや長時間露光ではない夜の鉄道写真撮影」を楽しんでみました。

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70mm、1/1250、F2.8、ISO64000(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 代々木駅を発車し、加速しながら坂を登ってくる総武緩行線E231系500番台を捉えた1枚。レンズは「RF70-200mm F2.8 L IS USM」を使い、高速でシャッターを切ります。正面からの構図でなくとも、しっかり「止まった夜の鉄道走行写真」が撮れました。

「EOS R6」は最高約20コマ/秒の高速連写(電子シャッター使用時)が可能なので、「だいたいこのあたり」というところでシャッターを押せば、しっかりと狙っていた構図で撮影できます。

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363mm、1/320、F5.6、ISO51200(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 埼京線と山手線の列車が、競争するように渋谷駅を発車。列車より先に、ヘッドライトに照らされたレールと枕木がこちらに近づいてくるのが新鮮でした。

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300mm、1/400、F5.6、ISO51200(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 後側の行先表示器に12月の花「シクラメン」を表示する山手線の列車を、後追いで撮影。優れた高感度性能とAFで、車内の様子もハッキリ写ります。

「EOS R6」のAFは、画面のほぼ全体で効くほか(顔+追尾優先AFの場合)、暗い場所に強いことも特長です。静止画撮影時の低輝度合焦限界はEV-6.5(※)を達成しており、今回の撮影でも、ちょっと明かりがあればピントが合う印象でした。

※静止画撮影時・F1.2レンズ使用時・中央測距点・ワンショットAF・常温・ISO100・Defocus Smoothingコーティングを採用したRFレンズを除く。

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81mm、1/1000、F3.2、ISO10000(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 様々な明かりが街を照らす夜ならではの雰囲気も、なんなく写すことができます。「EOS R6」は高感度性能のみならず、その生み出す写真の解像感も優れているためでしょう。

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24mm、1/2、F5.0、ISO100(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 1/2秒のスローシャッターで、渋谷駅前のスクランブル交差点を撮影。手持ち撮影ですが、「EOS R6」のボディー内5軸手ブレ補正機構と、「RF24-70mm F2.8 L IS USM」のレンズ内光学式手ブレ補正の合わせ技で、問題なく撮れました。この組み合わせだと、世界最高(※)という8.0段の手ブレ補正効果を得られるとのこと。

※2020年7月8日現在発売済みのキヤノン製レンズ交換式カメラにおいて。キヤノン調べ。

赤提灯と185系

 昔の常識だったら考えられない状況でもOKな「EOS R6」の夜間撮影に夢中になっていたら、あっという間に、新宿発小田原行きの「ホームライナー小田原23号」がやってくる時間になりました。夜らしい場所を探して、渋谷の「のんべい横丁」へ向かいます。

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70mm、1/1250、F3.2、ISO40000(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 赤提灯に見送られ、「ホームライナー小田原23号」は家路を急ぎます。仕事終わり、車内で1杯やって一息ついている人も少なくないのでしょうね。

 今回、「EOS R6」を使って「夜に走行中の列車を止めて撮る」という難しい条件にチャレンジしてみましたが、その性能の高さから、結構簡単に撮れてしまいました。その高感度性能と強力な手ぶれ補正で、撮影の幅が大きく広がっていました。また、夜ならではの光や撮影を楽しめるようになったことで、表現の幅も広がるのではないでしょうか。

 あと、軽くて小さいことも印象的でした。「EOS R6」の重量は約680グラム(バッテリー、カード含む)。持ち運びのしやすさは、撮影意欲に関わりますしね。進化したカメラを使って、今のうちに185系の雄姿を収めてはいかがでしょうか。

●さらに詳しいCanon「EOS R6」の情報はこちら
https://cweb.canon.jp/eos/your-eos/product/eosr/r6/

※各写真は掲載にあたって、5472px×3648px(約2000万画素)で撮影したものを、2400px×1600pxに縮小しています。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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