大阪メトロ「長堀鶴見緑地線」限定の駅メロディ、耳をすませば分かる秘密とは

「ブォン……」から始まる、接近放送の冒頭のメロディです。

メロディには明確な意味があった

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1990年開業の長堀鶴見緑地線。国内でも珍しいリニアモーターを採用した地下鉄(2017年10月、恵 知仁撮影)。

 大阪メトロは2021年1月14日(木)、公式YouTubeチャンネルにて「「Metro News」vol.57 『長堀鶴見緑地線だけ異なるメロディに隠された…』」という動画を公開。

 長堀鶴見緑地線は開業以来、接近放送や発車の際に流れるメロディーは、他の大阪メトロの路線とは異なるものを使用しています。後年に新規開業した今里筋線も、他の路線で従来から使用されているメロディを採用。動画では、その理由を紹介しています。

 隠された秘密は「電車の行先」。実は、接近放送のメロディは当時の「鶴見緑地線」が京橋~鶴見緑地間で開業したのに合わせ、それぞれ、上り線ホームでは「きょう・ばし……」下り線では「つるみ・りょくち……」という「歌詞」が想定されていたのです。

 その後鶴見緑地線は両方向に延伸し、路線名も「長堀鶴見緑地線」に改称。起点駅と終点駅はそれぞれ大正駅と門真南駅になりましたが、メロディは奇遇にも、違和感なく合う……かもしれません。

 【了】

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