関西大手をごぼう抜き! 数字で見えた大阪メトロの実力

大阪市交通局が運営してきた地下鉄が民営化されて「大阪メトロ」に生まれ変わりました。その規模から国の統計などでは「17番目の大手私鉄」として扱われる可能性があります。仮にそうなった場合、「大阪メトロの輸送人員は関西大手でトップ」ということになりそうです。

路線距離は「大手17社」の真ん中

 大阪市交通局が運営していた鉄道とバスが2018年4月1日(日)に民営化されました。このうち鉄道を引き継いだのは、大阪市が全額出資する「大阪市高速電気軌道株式会社」。一般には「Osaka Metro」(大阪メトロ)という愛称で案内されています。

 これに伴い、大阪市営地下鉄の8路線と、ゴムタイヤで軌道を走る新交通システムの南港ポートタウン線(ニュートラム)が、大阪メトロの路線に変わりました。

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大阪市営地下鉄御堂筋線を走る電車。2018年4月1日から「大阪メトロ御堂筋線を走る電車」に変わった(2015年1月、草町義和撮影)。

 大阪市営地下鉄は全国の公営地下鉄のなかでもっとも規模が大きく、現在は16社ある大手私鉄と同じレベルのネットワークを構成していました。いまのところは大阪市が全額出資する株式会社ですが、国の統計などでは今後、大阪メトロが「大手私鉄」として扱われる可能性もあります。

 それでは、大阪メトロが「17番目の大手私鉄」として扱われるようになった場合、17社のなかではどの「位置」に入ってくるのでしょうか。日本民営鉄道協会『大手民鉄データブック』(2017年3月31日現在)と国土交通省鉄道局『鉄道統計年報』(2015年度)などのデータを参考に、大阪メトロとほかの大手16社を比べてみました。

 大阪メトロの営業距離は、地下鉄8路線とニュートラムをあわせた137.8kmです。17社中9番目で、ほぼ真ん中。8位の阪急電鉄(143.6km)より少し短く、これまで9位だった小田急電鉄(120.5km)より長くなります。

 駅の数は108駅で、17社中5位に浮上。東京メトロ(179駅)と南海電鉄(100駅)の間に入り込んできます。距離より駅数の方が上位に食い込んでくるということは、それだけ駅の設置されている間隔が短いということを示しています。

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コメント

5件のコメント

  1. 阪急や近鉄にしてみたらある意味脅威だろうなぁ

  2. ただの現時点での、数字の羅列ではないか。
    売上の数値を見ても経常利益レベルでマイナスなら何の意味も持たない。

    草町君、キミははしゃぎすぎだ。

  3. 数字だけではダメなんですよ。
    サイン類など統一・わかりやすさなど徹底されないと。
    まだまだこれからだと思います。

  4. 日本民営鉄道協会に加盟してかつ色んなところから「大手私鉄」として認められたら「大手私鉄」として認められるんじゃないだろうか(帝都高速度交通営団→東京メトロとなった東京地下鉄株式会社がそのパターン)。
    なお大阪市営地下鉄の民営化により、日本で一番新しい鉄道事業会社が「大阪市高速電気軌道株式会社(2017年6月1日設立)」となり、これまで一番新しい鉄道事業会社だった「京阪電気鉄道株式会社(2015年4月1日設立)」が2番目となったことをお伝えします。

  5. 読み物としては良いけど鉄道マニアからすれば「だから何?」と言いたく成るような記事