コロナ禍 交通運輸業界の切実な声とは 「キーワーカー」に込められた思い

交通運輸業界の従事者たちは、コロナ禍という厳しい状況でも人々の日常を止めないために、感染対策に細心の注意を払いながら職務を全うしています。しかしきれいごとだけでは済まない場面も。現場の切実な声とは何でしょうか。

「エッセンシャル」ではなく「キー」ワーカー その意図とは

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2020年2月ごろから人々の移動は激減しました。しかし「移動」を手助けし生業としている人々も、厳しい生活を強いられているのは言うまでもありません。

 2021年2月15日(月)、陸・海・空の交通運輸や観光などの業種で働く人々の労働組合「全日本交通運輸産業労働組合協議会」が、現場の実態を広く知ってもらうため特設サイトを開設。さらにドキュメンタリー・ショートムービー『KeyWorkers(キーワーカーズ)』をYouTubeに公開しました。

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新型コロナウイルスの感染拡大により、交通運輸業界は打撃を受けている(写真AC/2019年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

『KeyWorkers』は鉄道、バス、タクシー、航空、海運、ホテルの各業種に従事する人々への取材を通し、コロナ禍でも安心して利用してもらうための施策、仕事にかける思いなどを紹介しています。同協議会は「今日も名もなきキーワーカーたちが、厳しい状況でもみなさんの日常を止めないために、感染対策に細心の注意を払いながら職務を全うしている」ことを伝えたいといいます。

 なお、社会や日常生活を支える仕事に従事する人を「エッセンシャルワーカー」と呼ぶことがありますが、同協議会はこれを「キーワーカー」と表現しています。従事者を「社会の『鍵(キー)』となる大事な働き手」と捉え、各業種間で「エッセンシャル(不可欠)な事柄」を奪い合うことのないようにする意味を込めているからです。

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コメント

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1件のコメント

  1. 事情は分かるけど、どの職業もみんな苦労してますよ。時間外労働なんて当たり前、会社で使う事務用品だって自腹の人も沢山いる。そういう犠牲の上で、この日本は成り立っているのが現実なんだよね。