【今日は何の日?】中国自動車道が全線開通 日本で2番目に長い高速道路に
3月24日、中国地方を東西に貫く中国道の全線が開通しました。
1983(昭和58)年の3月24日、中国自動車道(以下、中国道)の千代田IC~鹿野IC間101.7kmが開通。これにより中国道の全線が開通しました。
中国道は吹田JCT~下関IC間の全長が540.1kmで、これは高速道路では東北道の679.5kmに次ぐ長さです。
中国地方のほぼ中央を東西に貫く中国道を「背骨」とし、舞鶴道(現・舞鶴若狭道)や広島道・浜田道、岡山道・米子道などが南北に延びるように整備されてきましたが、1997(平成9)年に山陽道が全線開通すると、東西を走る交通の多くは勾配やカーブが緩く走りやすい山陽道にシフトしました。それを反映するかのように、山口JCTの下関方面は、中国道が本線であるにもかかわらず1車線に絞られて、山陽道が2車線で合流しています。
大都市部を走る吹田JCT~神戸JCT間も1日6万~10万台もの交通が行き交う大動脈で、宝塚東・宝塚西トンネル付近は渋滞ポイントとしても知られていましたが、2018年3月に新名神高速が神戸JCTまで開通すると東西の交通が分散し、中国道の渋滞は減少しています。
【了】
中国道はカーブや勾配の緩和を大規模にやるべき