ボーイング、「737MAX」で革新技術をテストへ 内容は? 試験後の機体はアラスカ航空へ

SAF燃料も活用します。

試験は5ヶ月間

 アメリカの航空機メーカー、ボーイングとアラスカ航空は、「ボーイング エコデモンストレーター プログラム」で提携し、2021年の夏から737-9型機で新技術の飛行試験を行うと、現地時間6月3日(木)に発表しました。

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アラスカ航空のボーイング737-9のイメージ(画像:ボーイング)。

 エコデモンストレータープログラムは、2012(平成24)年からスタート。200近くの有望なテクノロジーを空中でテストすることで技術革新を加速させ、航空業界の課題に対処するというものです。今回はアラスカ航空へ納入予定の「737MAX」シリーズのひとつ、737-9を用いて5か月間試験を行ったのち、この機を旅客機としてアラスカ航空で使用します。

 ボーイングによるとテストされる新技術は約20。一例としては、次のようなものを挙げています。
・オゾン層への影響を大幅に低減する新しい航空機用消火剤の試験。
・騒音を減らすように設計されたエンジンナセルの評価。
・次世代大型機「777X」の翼の製造で使用された炭素複合材料を客室側壁パネルにリサイクルし評価。

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 なお、これら飛行試験は、「SAF(Sustainable Aviation Fuel)」と呼ばれる石油ベースの持続可能な航空燃料の混合物で実施するとのことです。

【了】

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