“ペダルなし”には200年かかった? 幼児用自転車の紆余曲折 自転車デビュー早めたキックバイク

子供が地面を蹴って進む“ペダルなし”の自転車が近年、急速に普及しています。「キックバイク」などと呼ばれるものですが、子供の自転車練習のために“ペダルを無くす”という発想は、実は自転車の黎明期への原点回帰といえるものです。

練習法は1800年代に逆戻り?

 そうした補助輪に次ぐ革命となったのが、2007(平成19)年にアメリカで誕生した「ストライダー」です。ペダルを省き、子供が地面を蹴って進むという発想は、世界で受け入れられ“ペダルなし”自転車の先駆け的存在になりました。これまでの「タイヤを増やして(太くして)安定感を高める」「大人が支える」などとは全く違ったアプローチで、子供の自転車練習を促進しています。

「ストライダー」をはじめとしたキックバイクの特徴は、余計な操作は省き、子供のバランス感覚を鍛える点に特化したことです。では、“ペダルなし”自転車はどれほど効果を挙げているのでしょうか。

 2018年に日本トイザらスが行った、20歳以上の親世代と最近の子供の「自転車(二輪)デビュー」を比較した調査では、平均年齢が5.7歳から4.9歳に下がっているそうです。その理由の一つこそ、キックバイクが普及したことと見られています。

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キックバイクの次の段階として、補助輪つきの自転車に乗せるケースもある(画像:写真AC)。

 シンプルながら画期的な発想と評価されている「キックバイク」ですが、実はこの手法は原点回帰とも言えるものでした。

 1817年にドイツで、自転車の祖先とされる「ドライジーネ」という乗りものが誕生しています。当時ペダルは開発されておらず、地面を蹴って進む“ペダルなし”自転車でした。これが約200年もの時を超え、幼児用自転車として定番化しているのです。

【了】

【「キックバイク=自転車の祖先」説】200年前の乗りもの「ドライジーネ」とは

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コメント

1件のコメント

  1. 私は1948年(昭和23年)生まれですが、補助輪付きの子供自転車に乗っていた記憶がありますので、1950年代には補助輪付きができていたと思います。

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