貴重な三陸発着夜行バス1年半ぶり復活! 宮古・盛岡~首都圏線「MEX」として再始動
停留所増やしつつ40分短縮!
「BEAM-1」から「MEX」になって復活
みちのりホールディングスは2021年9月30日(木)、運休していた岩手県北バス(岩手県北自動車)の夜行高速バス宮古・盛岡~首都圏線を10月28日(木)から再開すると発表しました。
三陸沿岸の山田・宮古に発着する同路線は「BEAM-1」の名で1989(平成元)年から運行されてきましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年5月から運休に。およそ1年半ぶりの再開にあたり、みちのりグループ共通の高速バスブランド「MEX」のひとつになるなど、運行体系が大きく変更されます。
京浜急行バスと共同運行だった「BEAM-1」の東京側の発着地は品川と横浜でしたが、運休中に京浜急行バスは撤退。岩手県北バス単独の「MEX宮古・盛岡」としてリニューアルするにあたり、首都圏側はさいたま新都心バスターミナル、東京駅鍛冶橋駐車場、横浜駅が発着地になります。
それでいて、上り便の宮古~東京間は従来より約40分短縮、8時間56分で結ばれます。宮古~盛岡間に盛岡宮古横断道路が開通したためです。
車両はコロナ対策を施したプライベートカーテン付きの独立3列シート車。トイレや車内Wi-Fi、充電用コンセントとUSB、フットレスト、レッグレストなどを備えます。
宮古・山田~首都圏の運賃は大人7900円から1万3300円ですが、12月12日までの乗車分は、キャンペーンとして片道5000円です(座席数限定)。
【了】
いよいよ鉄道の山田線は必要なくなってきた
ありがとうございます。そして、運行再開おめでとうございます。今でもまだまだ数多くの路線や便で実質永遠に運休、つまり廃止前提で「当面のあいだ」運休中となるがありますし、実際に本当に残念ながら廃止に至ってしまった便もあります。その中でもやはり再開することはなによりも嬉しいことであります。ちなみに高速バス界のキングと言われている「はかた号」も10月8日から完全復活で再開します。こちらも同様に当面運休で長引いたことから廃止も噂されていましたが、再開することが西鉄バスから公式に発表されました。ともわれ、再開のニュースは何よりも嬉しいものであります。