米海軍の“最強・最新鋭空母”中東派遣への道中に強敵「トイレ詰まり」と戦っていた!? 艦長「ダメコンは機能している」

アメリカ海軍は2026年2月26日、中東派遣のために行動中の新型原子力空母「ジェラルド・R・フォード」の艦内で発生しているトイレ詰まり問題について公式に言及しました。

現状で航行には支障なし?

 アメリカ海軍は2026年2月26日、中東派遣のために行動中の新型原子力空母「ジェラルド・R・フォード」の艦内で発生しているトイレ詰まり問題について公式に言及しました。

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空母「ジェラルド・R・フォード」(画像:アメリカ海軍)

「ジェラルド・R・フォード」はジェラルド・R・フォード級空母の1番艦で、高度に自動化された艦内システムや、従来の蒸気圧ではなくリニアモーターの力で作動する電磁カタパルトなど、革新的な技術が導入された大型原子力空母として注目されてきました。

 今回、同艦はイラン情勢の緊迫化を受けて中東に派遣されることになっていましたが、アメリカ国内の報道で、艦内のトイレ詰まりが問題になっていることが伝えられていました。

 同艦には乗組員約4,500人の生活を支えるため、約650基のトイレが設置されています。しかし報道によると、汚物を吸引する真空式汚水回収・移送システム(VCHTシステム)で配管の詰まりなどが頻発しているとされています。

 そのため、状況によっては最大で約45分のトイレ待ちが発生する場所もあるといい、乗組員の士気低下などが懸念されていました。

 実際、同艦では以前からTシャツやロープ、モップヘッドなどの不適切な物品を流したことによる詰まり事案が報じられており、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束作戦に関連してカリブ海へ展開していた2026年1月の時点ですでに問題視されていました。

 同艦は2025年6月の出港以降、ベネズエラ方面および中東方面へと展開し、戦闘行動を含みながら約8か月間ほぼ休みなく稼働しています。こうした長期かつ過酷な運用が、艦そのものへの負荷に加え、乗組員の肉体的・精神的負担を増大させ、複合的な要因としてトラブル頻発につながっている可能性も指摘されています。

 今回のアメリカ海軍の報告で、ダリル・コードル海軍作戦部長は「その犠牲は現実であり、私たちはそれを軽視していません」と激務であることを認めたうえで、「国家は彼らが前方で即応態勢を維持することを頼りにしており、彼らは専門性と誇りをもってその責務を果たし続けています」と述べ、指揮統制と士気は維持されていると強調しました。

 また、最大の懸念材料であるトイレの詰まりについては、詰まり事案は訓練を受けたダメージコントロールおよび機関要員が迅速に対処しており、作戦遂行への影響はないと説明しています。同艦の艦長であるデイビッド・スカロージ大佐も「これほど大きな艦で、これほど多くの隊員がいれば詰まりは発生します。重要なのは、どれだけ迅速に解決できるかです。整備チームは即座に対応しており、システムは設計どおり機能しています」と述べました。

 一方で、詰まりの原因については、不適切な物品を流したことによるケースがあることも付け加えており、流してはいけない物を流したことが一因であることは確かなようです。

【画像】すげえ衝撃…これが、「ジェラルド・R・フォード」耐衝撃試験です

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